月別アーカイブ: 2011-03

2011.03.24

2012

parcours-carte

そうだ、来年のダカールラリーは2012年大会になるのか!

2012年と言えば、世界崩壊の年じゃなかったっけ? そんな映画のタイトルを思い出した。

日本人としては2011年も十分に崩壊しているのだけれど、世界に目を移してみると、世の中はしっかり回っている。

来年のダカールラリーのコースが発表になった。

大方の予想通り。アルゼンチンーチリーペルーの3ヵ国を通過する。

 

現在のダカールラリー、通称パリダカは、パリもダカールも、アフリカも通らない。どこでやっているかと言うと、今では南米大陸で行われている。なぜ南米なのに?ダカールラリーって言うのかって? それは新潟・苗場スキー場でやっている「富士ロックフェスティバル」と同じ。ダカールラリーと言う名前だけが残っているのだ。

 
その2012年ダカールラリーは、新たにペルーを加え、
1月1日から15日まで。つまり約2週間かけて9000km走るという内容だ。

約9000kmと規模はここ例年通りだけれど、去年まではブエノスアイレスをスタートして、再びブエノスアイレスに戻ってくるループコース。

ところが来年はアルゼンチンの Mar Del Plata(マルデルプラタ)から、ペルーのRima(リマ)まで一直線。これは結構大変だ。

なぜかと言うと、アルゼンチンに戻ってくるなら、スタート前とスタート後に泊まるホテルを同じにしておけば、ホテルに荷物を預けることができる。だから、普段着るような服や、ラリー中に使わない物は、置いて行ける。

 

けれども来年は、スタート地点には戻ってこないので、ラリーに使わない物は一切持っていけない。持って行ったらすべてを運ばなければいけないので、ラリー中に邪魔になるからだ。ということは、成田空港にチームウエアを着て行くことになるんだな。

荷物を相当整理しないといけないな。

 

それにしても、ペルーはどんな国なんだろう? 初めて行く国だけに、期待が膨らむ。ちょっと来年に思いを馳せてみた。

 

といっても、今現在、来年の体制は一切決まっていない。

決まっていないと言う事は、来年出られるかどうか分からないと言う事。

rally関係は実は今がシーズンオフで、この間に来年の話を決めるのだけれども、そういう状態では無くなった。

とはいえ、そんな弱気な事は言っていられないので、とにかく前を進んで行こうと思う。

 

どうやって?

それはこれから考えるさ!

 

 

この映像は、先日パリで行われた発表会で上映されたもの。

今年は日本での発表会が無くなった!

災害の影響なのか? もとから予定されていなかったのかは分からないけれど…..。


カテゴリー: Diary

コメントを残す

2011.03.21

支援するなら募金して

Banner_250x250

昨日仙台の現地にガソリンを持って行きたい! と鼻息荒く電話して来た知人Aがいた。

この惨状を見て、現地に電話したら、どうしても届けたくなったと言うのだ。

「ドラム缶3つを手に入れたし、行きましょう!」

それはいいけれど、どうやって燃料調達する? ドラム缶3つというと、600リットルだ。それだけの燃料を入手する事なんて、関東では不可能。

「新潟までいけば燃料補給できますよ!」

「それだけの資金も集まりそうです!」

もう行く気マンだ。彼はとってもいい人なので、自分が出来る事をやりたいと思っての熱意なのはわかる。

けれども、実は先日、オレもちょっとした輸送の手伝いをしたのだが(といっても中継地点までの輸送)、個人での支援なんて、焼け石に水。運べる量もたかが知れているし、集めた救援物資の仕分け作業だけでもかなりの労力だし、中身もしっかり把握できていないまま送ってしまうと、向こうと欲しい物が噛み合なかったりするし、なかには使い古しの物も混じってたりする。だったら、資金と物資を集中して、大型トラックで運んだ方が効率的だなって、自分で実際やってみてそう思った。自分で荷物を運んでおきながらなんだが、運ぶために使った燃料を考えれば、ほとんど意味はなかったんじゃないかなって思った。

とはいえ、友人が困っていて、今すぐ欲しいっていうなら、その友人を助けるという面では、意味がある行為だとは思うので、非効率かも知れないが、やる価値はあると思ったし、彼の周りでも盛り上がっているので、その思いを届けると言うことも、意味があるかなと思って、準備をし始めた。

なんて事をやっていると、届け先であった家と連絡に再度連絡をとれて、すでに向こうでも燃料を確保したから、無理して送らなくていいという答えだった。届け先が無くなってしまったのだ。

そこで、同じ仙台にオレの友人が同じく被災地にいるので、電話してみることにした。

実は地震の後電話するのは初めてなのだ。なぜなら、そもそも回線が込み合っていたし、つながったらつながったで、もうひっきりなしにいろんなところから電話がかかって来ていて邪魔になるばかり。それは、ウチに福島から避難して来た友人を見ていればよくわかる。もう電話なりっぱなしだもの。これはもうほとんど迷惑に近い。

 

で、初めて電話したら、

「今荷下ろし中なんで!」

といってすぐに切られてしまった。ほらやっぱり。忙しくて電話どころじゃないよな。

と思ったら、しばらくしてから電話をかけ直してくれた

「忙しかったら無理して電話しなくていいから」

「いや、今は大丈夫、とりあえず落ち着いたから」

「ガソリン大量に手に入るかも知れないんだけど、いる?」

「いらない。もう結構あるし、物資も集まって来てるし、物資どころかゴミのような微妙な物まで集まって来てるから」

「そうか、じゃあ、個人的に必要な物あるかい?」

「今のところ、ない」

短いかい会話だったけど、彼も必要ないと言う事だった。

もう1人、岩手で活動している山田周生というカメラマンがいたので連絡をとってみた。

「周生さんガソリンいります?」

「あ〜あればあったで助かるかなぁ。それよりも靴が欲しい! みんなサンダルとかで逃げて来てるから、辛そうなんだ。服とかはいっぱい集まってくるんだけど」

靴かぁ、今から靴を集めたって、早々すぐには集まらない。これはちょっと一旦仕切り直しかな? という空気が流れ始めるなか、Aは別のところから違う話を持ち込んで来た。

 

「燃料が手に入りそうですよ。知り合いのところで確保できそうなので、それを福島市に持って行ってほしいって」

福島市???

「出来れば、新潟経由で、そこに大量の支援物資があるので、それも持って行ってほしいって」

話を聞けば、先日オレが物資運びを手伝ったところじゃないか。つまり、集めるだけ集めたはいいが、新潟の倉庫に溜まって全然被災地に届いていないってことだ。ということは、オレが手伝った荷物だって、おそらく新潟の倉庫に溜まっているだけなんだろうな、というのが大いに予想できる。つまり、オレ自身大量の燃料を消費して、無駄な事をしたって事だ。

おそらく救援を合い言葉に呼びかけた物の、全国各地から物が大量に集まって、しかも支援ロジックなんてまったく考えずに行動しているから、物が溜まる一方。とにかく別の営業所にまわしたいっていうところなのだろう。

ということは、それはもはや被災者への支援じゃなくて、完全に別の話になってる。

また情報を集めていたら、実際に被災地で活動して来たメンバーから電話がかかって来た

「ガソリン? いらないでしょう。今東北道をものすごい数のタンクローリーが走っているから、今更持ってく必要ないよ」

 

それでも納得しないので、その担当者と、実際に福島から逃げて来たオレの友人が話をすることにした。

「もうね、全然だめ。その物資をどこに、誰が、どのように配るのか教えてくれって言っても、まったく答えられないんだ。それどころか、そんなのあんたに教える必要はない!だってさ」

というわけで、Aさんには申し訳ないが、お断りすることにした。

 

福島市も被害はあったと思うし、今でも放射能の危機にさらされている場所ではあるけれど、避難所が指定されている場所でもあるので、そこでには政府の物資が届けられている。だから、福島市を拠点に、甚大な被害があった同じ福島の南相馬や、原町、いわきなどの被災者に届けるロジックが確立されているなら、届けに行く意味はある。けれども、新潟にすでにそうして貯められてしまったものが、福島市に移動したとして、その物資が必要とされる人々に届けられる保証がない。だから、そのロジックさえ確認できればよかったが、彼らは答えられなかった。だから断ることにした。

 

どこの誰に届くかも分からない支援はできない。

 

それに、今回久しぶりに電話をした、仙台の友人の言葉が、一番分かりやすいと思う。

 

「支援するなら募金してよ」

 

被災地を助けたいという思いはみんな同じ。だったらそれが正しく有効に相手に伝わる方法をとろう!

ここでも告知している

SAVE JAPANでもいいし

赤十字の義援金でもいい

 

それでもどうしても体を動かしたいと言う人に、お勧めのボランティアがこれ!

 

伊勢谷友介が進めているボランティア活動!

彼自身が呼びかけて物資を集めているのだが、その仕分け作業をするボランティアだ。

全国各地から善意で送られてくる荷物は、

箱のサイズもバラバラ。

中身も千差万別

使えない物まである

 

など、収集がつかないはず。これを仕分けして送り届けるのは、とっても素敵なボランティアだ。ぜひ駆けつけてほしい!

 

 

今回は自戒の意味も込めて書きました。

 


カテゴリー: Diary
  1. 山口正己 のコメント

    前回の「不謹慎なのか」に続いて、さすが冒険レーサーと、その冷静で簡潔な意見に感心。
    「いまできること」が、実は、“安心のため”たと自分の行動を見ていてつくづく思っていました。
    「いまできること」の中から、「いましないこと」を見極めて、相手にも、そして自分にも役に立つことを、みんなが探してほしいですね。

    今回も、ありがとうございますm(_ _)m。

  2. ☆ぬーにゐ★ のコメント

    自戒を十分受け止めました!

    個人的に支援したいと云う人に警鐘を鳴らしておくれ!

    勝手にオイラのブログからリンク貼りしてもらったからね(^O^)/

    • Jun Mitsuhashi - me のコメント

      間違わないでほしいのは、個人的に支援にいきたいと思っている人を非難している訳じゃないんです。今すぐ欲しい! という被災者はいっぱいいると思うのです。そういったところに届くロジックを組むのが大事で、荷物を運ぶのはそれが出来てから。そうでないと、ただ闇雲に荷物を移動させるだけになってしまう。今では個人的な支援を受け付けている自治体も増えたと聞きますが、それでもいきなり避難所に届けに行っても、拒否される可能性だってありますからね。だから、今現在も被災者に荷物を届けている人たちには、本当にすごいと思うのです。

  3. O&クロ のコメント

    福島市の実家、それに仲間から状況が入ってきています。確かにガソリンがないようですが、その他の食料や生活用品は揃い始めました。灯油は入り始めました。ガソリンも数日である程度はいきわたりそうな気配です。ボランティアをしている仲間の話では、かなりの物が揃っていて仕分けが追いつかないというのと要望と入荷した物がマッチしないのが現状なようで、それも近いうちに改善していくと思います。
    相馬市にも仲間がいてボランティアをしていますが、救援物資を仕分けして配達する人が少ないのが問題なようです。福島市と異なりガソリンはあるのに生活雑貨や食料の流通が少ないそうです。ガソリンがあるので皆、近くの町まで買出しに行っているようです。ピンポイント情報ですが、災害当初と比べれば改善しつつあります。
    これから必要なのはシステム作りのような気がします。福島市、相馬市でもたくさんの地元の人が動いてます。後方支援と現地が上手く動くまでは時間がかかりますが、少しづつ良くなっていくでしょう。

  4. Jun Mitsuhashi - me のコメント

    その後Aさんは大量の燃料を無事に被災者に配り届けたそうです。手伝う事は出来なかったけど、オレの時のように無駄足にならなくてよかった! 彼の行動力は本当にすごいと思います。ご報告まで。

コメントを残す

2011.03.18

不謹慎なのか


ここ最近で、とても心に響いたのが、NHKのPR部門で配信されているtwitterでつぶやかれた、この言葉。

 

「不謹慎があるなら謝りますが、不寛容には戦います!」

 

震災があるのに飲んでるなんて不謹慎だ!

パチンコやってるなんて不謹慎だ!

卒業式なんて不謹慎だ!

 

もう日本中不謹慎だらけ。

 

先日も、国内で人気なモータースポーツ「SUPER GT」を予定通りに開幕させるのかどうかで、不謹慎の嵐が吹き荒れた。

 

でもね、レースやったら不謹慎なの?

確かにこんな時にガソリン使うなんて。

こんなときに娯楽なんて。

 

ごもっとも。

被災者に行くべき燃料を奪って開催するなら大問題だけど、そもそも使用されるのはレーシングガスである。さらに開催エリアも九州(岡山)。電力をカットしたところで、被災地には届かない。つまり、開催したって、現地にはさほど影響ないのだ(ゼロとは言いません。なぜなら自分でも詳しく調べてないからだ)。

 

これって、場面は違うけれども、パリダカをはじめとするクロスカントリーラリーで言われている事と似てるなって思った。

 

アフリカの大地をレースするなんて、環境破壊だ!

自然の中を燃料巻き散らかすなんて、非常識だ!

言われ続けてる。

 

でもね、そういう声を聞くのは、ほとんどが、レースが行われていない国に住んでいる、全く無関係な人たちからだ。

これらの声は、単純に自分の価値観に合わない人々を非難しているだけなんじゃないの?

そんな声はいちいち反応しなくていいじゃないか!

NHK PRのtwitterは、まさにそう言い切って、自分のスタイルを突き進んでいるのが、とてもかっこ良かったと思った。

 

言いたいのは、被災者の声じゃないから聞かなくていいってことじゃない。

被災者のなかにも、当然同じように、こんな時にレースなんて、イベントなんて、って思う人もいるだろう。

今我が家に避難している人々も、埼玉ではあまりに普通の生活が流れているので、ものすごくやるせない気分になっていたようだ。

 

そう、普通に生活しているだけでも、被災者にとっては不謹慎に見えてしまうんだ。

 

だったらなおさらレースなんてやっちゃいけないじゃないか! と言われるかも知れない。

 

でも、それと同じように、レースやってよ! という被災者の声も、ある。

「オレらののせいで、暗い生活を送らないで!」という声も聞いた。

 

つまりどっちの意見もあるってことだ。

だったら、自分の活動を応援している人たちのためにも、自分のフィールドで頑張る! というのが、不謹慎なのか?

 

まして、今オレたちモータースポーツアスリートたちが集まって、何かしたいと思って活動している。決して彼らの存在を忘れた訳じゃない。

 

さらにだ。この災害によって、オレたちモータースポーツ関係のイベントはことごとく中止になった。中止になれば収入は激減である。スポンサー活動だってままならない。有名な選手以外は、金銭的に苦しい立場に追い込まれる選手だっているだろう。レースクイーンやキャンガルだって、活躍の場を奪われてしまえば同じ事だ。

 

だからオレたちも被災者だ! なんて言ってる訳じゃない。

オレたちだって、逆境に立たされているけれども、でもそんな事いてられないくらい、今回の災害に心を痛めている。だからこそ、みんなで集まって、何か活動できないかって思っている。思っているだけで何もできないのがもどかしいんだけれどもね。

 

そういうなかで、みんなレースを、イベントを開催しようかどうするか、懸命に悩んでいるんだ。悩んだ結果、中止するかも知れないし、開催するかも知れない。でもそれって不謹慎なのかい?

しかも、モータースポーツファンって言う人々が、選手を、主催者を非難するのかい?

 

不謹慎な行為な慎むべきではあるけれど、そんな事言ったらすべての行動が不謹慎になっちゃうよ。普通にご飯食べてるだけでもね!

アフリカの餓えた子供たちがいるのに、こんなに食べ物を無駄にして! ってよく言うけれど、食べてるときにそんなこと考えたかい?

海外には飲み水に困っている人がたくさんいる、ってニュースは知っているのに、シャワーはバンバン使ってるじゃないか。いいだしたらきりがない。

 

だから、このNHK PRの「不謹慎には素直に謝るが、不寛容には戦う!」というスタンスを、オレも貫こうと思う。


カテゴリー: Diary
  1. ガッツ斉藤 のコメント

    http://news.livedoor.com/article/detail/5420825/
    ナベツネもそう言ってる。・・私もそう思う!!
    「復興って自粛することじゃない」

  2. スケテツ のコメント

    (^o^)面白い!、というかそれで良いと思う!
    熟考した末の行動であれば、ボクは基本的にどんなアクションも支持します。

    微力ではありますが、その辺りは積極的に受け入れをしていますのでいつでもご連絡ください。
    (-_-)v

    >レースクイーンやキャンガルだって、活躍の場を奪われてしまえば同じ事だ。

  3. ひでのり のコメント

    大賛成。
    関西在住だけど、今のままだと、まるで日本全体が震災にあってしまったように思えてしまう。
    不謹慎かも知れないけれど、許されるならSUPER GTに限らずワクワクドキドキしたい。
    そしてさぁ、まだまだこれからだと頑張りたいですね。

  4. 分からないので のコメント

    不謹慎には素直に謝るが、不寛容には戦う

    ですが、もう少し分かりやすく訳していただけないでしょうか。

    • NHK PR代弁者 のコメント

      少し長くなりますが、経緯はこんな感じです。

      NHK PRは通常“番宣”のためのPRツイートです。このツイートをされている方が実にユニークで、とても皆さんがイメージするようなお堅いNHKではなく、ゆる~くて面白いツイートをずっとしていました。
      それがこの震災が起きた時から必要と思われる場合は、きちんと災害関連のニュースを随時流すようになったのです。

      ところが震災の情報集めのために、このNHK PRを地震直後からフォローする方が急増(今では30万フォローワ―を超えています!)でもこのNHK PRの人は、「こういった災害時の時だからこそ、皆さんに明るくなって欲しいと思い、今まで通りゆる~いツイートもしていきます」という従来の自分のスタンスを崩さなかったのです。

      しかし、そうした態度に「NHKという公共の看板背負っているくせに、そんなツイートしていていいのか!」「被災者のことを考えろ!」「この場において非常識だ!」という批判の声も何件があったようで「ご批判がある方はこのtwitterをアンフォローして頂き、災害ニュースのアカウントをフォローして下さい」ときちんと説明。それでも批判者達は、「NHKなんだからこうあるべきだ」という“べき論”で応酬。

      それに対して「(自分はいつもと変わらずゆるいツイートをしていく。それがこのアカウントのスタンスなのだから悪いとは思わないけれど、それでも)不謹慎なら謝ります。でも(自分の“べき論”だけを押しつけて、こういう自由なツイートを認めない)不寛容とは戦います(受け入れられないのならアンフォローすればいい)」とNHK PRは断固としてゆるぎない態度を見せたのです。 今ではこのNHK PRのゆる~いツイートを応援する声が大半を占めて、皆が「そのままのツイートを続けて!」と言っています。

      今もまだユニークなツイートが続いていますので、ぜひ@NHK_PRを一度チェックしてみて下さい。

      三橋さんの立場を代弁させて頂くならば、「このような状況だと、事柄を問わず全てを“不謹慎だ”と片づけられてしまう。自分が頑張ってきたフィールドをこの状況でも続けることが、本当に被災地にとってダメージになるのであれば“不謹慎”ではあるけれど、それぞれの状況を問わずなんでも自粛するべきだ、という“べき論”を押しつけるような“不寛容さ”に対しては、自分のスタンスを貫いて理解を求めていきたい」ということを、お伝えしたいのではないでしょうか?

      と勝手に解釈させて頂きましたが、三橋さん、違っていたらコメントをお願いします。m(_ _)m

  5. takuma のコメント

    俺も賛成。

    言い出したら、切りがない。

    でも、被災された方たちには、ホントに言葉も出てこない。
    頑張っている人たちに向けて、頑張ってなんて言葉なんて、絶対にかけられない。
    じゃぁ、どうすればいいんだ?と思う。

    だからこそ、俺たちが、頑張って東北にパワーを送ることが最大限の支援につながっていくと思う。

  6. タカシマ のコメント

    突然のカキコミ失礼します。
    会社に行くと、「不謹慎な発言は控えよう」
    休日は、「不謹慎な行動は控えよう」「ガソリンスタンドに給油すること自体不謹慎だ」
    この論理で突き進んじゃうと、「お前車かバイク乗ってる?じゃあ不謹慎だ」という結論になってしまって、今フラストレーションでいっぱいでした。
    決してガス抜きのための、自己満足では無いんですが、独りになったときにもどかしい気分のときに、三橋さんのこのテーマで改めて考えてしまいました。

    とんでもない抽象論で申し訳ありませんでした。

  7. Issa のコメント

    約25年間ほどバイク業界に身をおいて、昨年去った者です。
    まぁ計画停電中にナイターでプロ野球をするってのは別次元のことですが、全ての現在の事象を『不謹慎』という言葉で封じ込めてしまうのはどうでしょうか?
    確かに東北地方は地震・津波、南東北や北関東では原発、関東では停電、物不足等で東日本全体がとんでもない状況になっているのは事実です。
    でも中部以西では何ともないんです。
    *すいません、何も気になってないって意味ではありません。
    『不謹慎』って言葉をキーワードに、その中部以西の国民も自粛してしまったら、本当に日本全体沈没になってしまうのではないでしょうか?
    せめて今回の大震災に影響がなかった地方の人は、影響があった方々の復興のためにも、今まで以上の経済活動をして日本に貢献するべきだと思います。
    バイク業界では大阪、東京の両モーターサイクルショーが中止となりました。
    バイク不況の今、本当に危機的状況になってしまうかもしれません。
    でもモーターサイクルショー事務局が『不謹慎』ってことを考えずに、『バイク業界から盛り上げて被災地への一助となる』みたいなメッセージを発信し、開催してくれたら他業界への好影響があったかも!!って残念でなりません。

    私は声を大にして言いたい★
    大震災の影響がなかった地域の国民は、被災者の方々のためにも、今まで以上の経済活動を行うべきだ、と。。。

    日本全体沈没しないためにも影響がなかった俺らが、もっとガンガンやるべきじゃないですかねぇ!

  8. Tackmix のコメント

    東北の某Sというサーキットでアナウンスをしている者です。
    私の自宅・会社は仙台にあります。
    もちろん、悲惨な状況の地域よりはだいぶマシですが、本業の方はことごとくストップしており今月末をまともに迎える自身がありません。
    愚痴は良いとして。。。

    会社や組織、もちろん個人もですが、協力するために自分たちが沈んでしまっては元も子もありません。
    もしウチの財務が逼迫したとして、「お金がないんだから使っちゃダメでしょ」の理屈で、「だったら仕入もダメだよ」なんてやっちゃったら、途端に破綻してしまいます。
    レース業界は、レースが仕事です。そして、そこで利益を作って、還元すれば社会に認めてもらえます。無駄に浪費しているかどうかは、社会にどれだけ認知されて貢献しているかどうかです。

    節約という言葉は、その行為が大事なのではなく、必要な場所に十分行き渡らせるために、という目的があるはずです。
    ガソリンなどを使ったとしても、それ以上の還元を社会に行うのであれば、認知されるはずです。今は、美談で酔っている場合ではありません。

    確固たる信念を持って、物資を消費して頂き、それ以上の社会還元をしてください。

    私は、SUGOで、元気になった私たちをお見せすることで、感謝の気持ちを表したいと思っています。

  9. REDFIVE のコメント

    ワタクシは被災者の一人です。
    TVは地震特番で悲惨な場面のループでもうウンザリです。
    モータースポーツファンの一人としてS-GTやFNはやって欲しいです。
    実際に、INDYの琢磨さん、F1の可夢偉さん、WTCCの谷口さん達はレースをしますよね?
    それって、今自分達の出来る事をして日本を応援すると言う事ですよね?
    海外が良くて日本では不謹慎だ!なんでおかしくありませんか?
    アレも自粛、コレも自粛では日本の経済自体が危なくなるとお思うのですが?

  10. 山口正己 のコメント

    ちょっとすっきり。こういう意見が出るところまで、早くも復興ができ始めた、と思います。勇気が出た。もちろん、まだまだ事態は楽観できない。でも、この意見が、ますます復興に加速をつけてくれますように。自分にできることをやるのが、最高の支援。小さいことでも、できることをみんながひとづつ。でもって、でかいことをできる人は、ドカンとみんなを元気にしてほしい。

  11. urushi のコメント

    こんにちは。
    モトクロスライダーのウルシバラです。

    素晴らしいです記事ですね。
    ほんとにその通りだと思います。
    世界を舞台にしている方らしいコメントだと思います。
    元気付けるのに必要なことはたくさんあると思います。
    暗いニュースを流すばかりが復興支援になるとは思いません。
    レース活動がんばってください!

  12. LEXUS TEAM KRAFT のコメント

    “キャンガル”を除いて全面的に賛成!(笑)
    やみくもに自粛ムードに走り経済活動を停滞させている現在、半年後を想像するとその体力の弱りようが心配。
    国家あっての復興支援なのだから・・・元気になっていける所から始めるべきですよね! SAVE JAPAN !

  13. 匿名 のコメント

    SuperGTで使用するガソリンは市販のハイオクですが。

  14. なおき のコメント

    私も不謹慎、自粛という論調に反対です。

    先週末、ブログに書きました。
    http://naokis.doorblog.jp/archives/51677725.html

    飲んで、歌って、笑って、楽しみましょう。

  15. お世話になっております。
    遅くなりましたが、ご意見に大いに賛同致します。
    コースを運営してる側としては非常に難しく、厳しい状況に置かれております。
    サーキット秋ヶ瀬では不謹慎、自粛という言葉が多く聞かれるこの状況を充分に考慮した上で4月から予定通りイベントを開催していく決定を致しました。
    微力ですがレースのエントリーフィーの一部を義援金とすることで支援の一助になればと考えております。
    多くの方のコメントにもあるように経済活動の停滞は支援する力すら失ってしまうと思います。
    「SAVE JAPAN」
    モータースポーツを通じて復興支援に力を注ぎましょう。

  16. O&クロ のコメント

    フランス在住です。そして福島が実家、家族や友人も被害は少ないながら被災しています。以前にバイクのラリーなどでJun Mitsuhashiさんとお見かけした事があります。
    日本国外では、報道操作によって国益をという動きが活発で、特にフランスは最低で、原発たたきをし裏でフランス原発の売り込み、リビアでは戦闘機の売り込みです。
    話は変わって自分自身の仕事が超不謹慎な分野なのです。しかしこれからの復興を考ると被災してない人達が、普段の生活、仕事を続け経済を支えないといけません。その中で出来る事が重要と思います。自粛するのは出来ることをしない行為です。モータースポーツも開催できる場所であれば開催するのが良いと考えます。今の関東で膨大な電力を使うのはどうかと思いますが、西で自粛するのはナンセンスと思います。世界は繋がっています。皆で不寛容や報道操作と戦い、経済を支えて復興していきましょう。

コメントを残す

2011.03.18

避難所


 

SAVE JAPAN 東日本巨大地震 義援金サイト

 

現在我が家は避難所になっている。

現在総勢9名での生活(1人車椅子)

一人暮らしのくせに5LDKの一軒家に住んでいるので、受け入れは簡単。

都内ではないので、食料の調達もさほど苦労しない、と思っていた。

が、スーパーに買いに行くと、肉コーナーはすっからかん。

パスタやラーメン、パンなどの保存できるものはすべてなくなった。

ガソリンスタンドも全店閉店。

それなのに道にはクルマで溢れてる。普段こんなに車通り無いのに!

ということは無駄に車を出して買い物に出てるってことなんだよね。普段この辺りにいない人たちが!

 

それは普段お米を買いに行く道の駅に行って分かった。

ここはJAが入っているので、地元の野菜やお米が売っている。そのお米の販売方法はちょっと変わっていて、まず米コーナーで券をもらって、先にレジで支払ってから、そのレシートでお米を受け取ることになっている。

普段買い慣れているオレは全く戸惑う事はないが、システムが分からず右往左往する人がいっぱい!しかも米コーナーだけ!異様に並んでいる

 

こういう時って不思議なもので、並んでいる隣同士で会話が始まったりする。

オレも隣の老夫婦と「友人が避難して来たんでお米買いに来たんですよー」なんて話していたら、

「もうね、ひどいの、みんな買い占めて、昨日なんて他のスーパーでお米100kgも買ってく人がいるの。もうスーパーにお米ないのよ。私たちはいつもここで買うからいいんだけど」

なんて話をしていたら、お店のスタッフが、

 

「30kgのお米3つのお客さ〜ん」

 

えええええええええ! どんだけ食うんだよ!

って3人で思わず言ってしまったら

 

「すみません頼まれたんです…..」

とおばさん。

 

頼まれたって、どんだけの人数なんだよ。

 

そうかと思えば、野菜はいっぱいだし、魚だって棚にはいっぱいある。

総菜コーナーには普段以上のおかずが並んでる!

すしなんかてんこもりだ!

 

ちなみにコンビニで入荷はあるの?って聞いたら

 

「毎日ありますよ!」

 

だってさ。

なのに棚にはパンがない。

弁当はあるのにさ。

結局買い占めてるだけだよね。

第一、米なんて無くなりはしないんだ、JAでは!

スーパーから消えても、JAが無くなるなんて事はあり得ない。毎年米が消費できずに捨てたり肥料にしたりしてるのに、無くなる訳がない。だから、地元の人間は買い占めする必要がないから、慌てない。

でも、知らないよその人は買い占めて行くんだ。

よし、今度から、買い占めてるの見たら「買い占めだ!」って叫んでみよう。

でもそういう輩は全然堪えないだろうなぁ。

パスタコーナーで、値段の高い高級有機農法パスタだけ売れ残ってるのを見て、そう思った。

 

 

昨日初めて夜に停電したけれど、ウチにはコールマンのランタンがあるし、北一硝子の灯油ランプもある。ipad+ワンセグ、ポケットWIFI装備で、まったく影響なし。

意外と避難所生活快適です


カテゴリー: Diary

コメントを残す

2011.03.14

ボランティア活動というのは


 

SAVE JAPAN 東日本巨大地震 義援金サイト

 

誤解を恐れずにいうならボランティア活動というのは、自己満足だと思っている。

誰かのために、もちろんそうだ。相手がいてのボランティアだ。

でも、結局は自分がやりたいからやるのだ。

もちろん、それがおしつけになって相手に迷惑をかけてはいけないけれど、相手のために自己犠牲でやるんだ! なんて自己犠牲のような精神ではなく、自分がやりたいからやるんだ、というスタンスでいたいのです。

今回の募金活動も、自分がやりたいと思うからやるのです。だから自己満足の行動だと思っている。

 

GTドライバーの脇阪寿一さんが、「すべてのレーシングドライバー集まろう!」という呼びかけが、twitterから来た。

この

すべてのレーシングドライバーに!

 

という呼びかけに、引きつけられた。

 

募金活動ならyahooでもいいし、日本赤十字だってやってる。身元がはっきりしている募金団体なら、どこに募金したっていいと思う。いや、むしろそっちの方がいいかもしれない(笑)

けれども、オレはモータースポーツ活動をしている人間であり、だからこそ、同じモータースポーツを愛する男からの呼びかけに、共鳴したから、彼の活動に参加することにした。

 

だって、自分がやりたくて募金するんだから、自分が好きなモータースポーツ関係で力になれたら素敵じゃないか。

1人じゃ大した力が発揮できなくても、みんなで集まれば何かが出来るかも知れない。

他の募金団体に寄付するのももちろん素敵だけれど、寄付しただけで終わってしまう。実際彼からそう呼びかけられなければ、オレのボランティア活動はそれで終わってしまうだろうしね。ユニクロの社長みたいに大金寄付できればいいけれど、オレの寄付できる金額なんてたかが知れいてる。

 

でも、同じモータースポーツ好きが集まれば、募金活動以外の何かが出来るかも知れない。

 

具体的なものは何も決まってないけれど、でもきっと、いろんな活動が出来ると思う。

そういう可能性を信じて、参加することにしたのです。

 

今ではドライバーだけではなく、

ライダーからもたくさん手が挙がっている

ので、これはみんなが一つになったら、面白いことができそうだぞ!

 

SAVE JAPAN 東日本巨大地震 義援金サイト ぜひ見てください!


カテゴリー: Diary
  1. ViveLaBibendum のコメント

    三橋淳さま
    仰せの通りボランティアは自己満足でないと心身共にもちませんね。
    義侠心でボランティアしていた頃は「このひとたちのために」って何だか“おためごかし”でしたが、「俺っていい奴?」ってニンマリしながら「やりて~からやってんだ文句あっか?」って開き直ってした方が長続きするんじゃないかと…。
    療養中で生活困窮してますが被災者に比べれば軽いもんで…他に良さげな団体が見当たらなければ生活削ってこちらに送金致しましょう。

  2. 賛同致します。
    ブログにも「SAVE JAPAN」、UPさせて頂きました。
    微力ですが、こちらから募金させていただきます。

  3. モロハラ のコメント

    私は、長野県西部地震、阪神大震災という2つの震災を経験しました。阪神大震災では、バイクによる避難所の調査ボランティアをしました。災害警備も経験しました。
    それらの経験の中で、発生後電気やガス、水道そして道路等のライフラインが復旧するまでは、それぞれの専門分野のプロでなければ、混乱を招くだけだということが判りました。
    ボランティアは、受け入れ側に心の余裕が少しでも出来た頃がいいと考えています。
    しかし、津波等による膨大なごみの排除など、単純な作業には、ボランティアによる人海戦術が有効だと思います。
    そして、それをするべきだと思います。
    私は、BMWGSチャレンジに何度も参加しましたが、多少のダートを走り、キャンプの術を少しは知っている、このイベントの参加者は、長距離を走破し、多少の悪路をクリアして現地でボランティアをする、という自分の趣味をほんの少し役立たせることが出来る可能性を持っていると思います。
    後は、どう組織するのかです。
    本当は、BMWをはじめ、各バイクメーカーにいいたいことですが

コメントを残す