月別アーカイブ: 2016-01

2016.01.26

ダカールのバイク部門はMだ!

IMG_1441

今年のダカールはコースは簡単だと書いたが、
じゃあダカールラリーが簡単か? というと、やっぱり大変だ。
コースは例年に比べれば簡単だったけど、他のクロスカントリーラリーに比べれば格段に難易度は高い。
距離は半端なく長いし、日数も2週間。こんなラリー他にはない。
なにより、難しい時のコースは他のラリーなら数十キロで終わってしまうが、
ダカールラリーはそれが一日中続く。それだけでも他のラリーより大変だってことがわかる。

そしてなにより、今のダカールラリーは”大変”なのだ。
特にバイクは!

何が大変かって。まず雨!
今年の前半は毎日雨が降ってたしね。
stage2-01

雨は体力を奪いし寒いし、なにより風邪をひきやすい。
今回もトップライダーでに数人が風邪をひいていた。
体調管理がとっても大変だ

さらにボリビアは標高が高くて、これも大変。
簡単に高山病になってしまう。
12484698_1161064267246059_1338992649018828597_o

こればっかりは体質にもよるが、一度高山病になると、頭痛に吐き気、めまいとそれは苦しいことになる。
さらにこのウユニで雨なんぞ振られた日には、あまりの寒さで低体温症になりかねない!
酸素は薄いは雨は降るは寒いはで本当に大変。
しかも、暑いところは60度を超える猛暑地帯を走らなければならない。
これだけでいかに体調管理が難しいか・・・。本当に大変。

さらにさらに、バイクには2回もマラソンステージが設けられてる。
マラソンステージとはメカニックたちと合流できないので、自分で整備する必要があるステージのこと。
バイクを壊したら、補給パーツも手に入らない。
それだけじゃない。
寝床も完全にひどい扱いを受ける。
このざまだ
IMG_1484

学校を利用しているのだが、完全に収容所だ。
この衛生管理にあなたはついていけるか????

こうやって書くと何が楽しいんだろうって考えてしまう。
まさにダカールラリーのバイク部門はドMの人たち向けの大会といってもいい(苦笑)

こういうところも、今のダカールラリーが大変と言われる所以だ。


カテゴリー: 2016 DAKAR(after)
  1. ゲン のコメント

    改めて完走する事の大変さに痺れます。

  2. mine のコメント

    300キロも500キロも走って寝袋では、10代のツーリングならまだしも、40代のレーシングライダーにとってはきついですね~。
    それでも、なかなか経験できない事なので、楽しかったのでは?

コメントを残す

2016.01.25

ダカールのコース

IMG_1425

今年のダカールラリーのコースは簡単だったと言われているし、僕もそう思う。
というのも、ルートの大半は道だったからだ。
道というのはどういうことかというと、こんな感じの道ばかりということ

IMG_1435

山や平地の林道と言ったらわかるだろうか。
これがもう少しタイトになったり、石が出たりはするけれど、基本的に道。
ちなみにここは標高4500mの最も高かったところの道だ。

また平地では農道というか、広い直線ダートが増える
こんな感じ

13.37.55

こういうところはその先に大抵道にぶつかるので、90度ターンが多い。
でもまっすぐ。基本農道だったり、牧場脇の道だったりする。
ちなみにこの時点で 130 キロ以上のスピードが出てますね。
今回は最高速が165キロくらいだったかな。

ではダカールラリールートというのはどういうルートかというと、
それはズバリ! オフロード! 道じゃないところ!
これなんかまさに典型的
IMG_1464

道に見えるけど、これはバイクがたくさん走ってついた跡で、基本は何にもなかったところ。
路面は砂で、その上に草が生えてる。走るのに難しいじゃ所じゃないけど、
かなりでこぼこで、これが100kmも続くと大変!
しかも砂だから、誰かが走った後は柔らかくて、走りにくいしエンジンのパワーも食われる。
だからこういうルートは大変なんだ。

さらに、砂丘エリアになるともっと大変!
これはフィアンバラの砂丘
P1000017
砂丘と言っても、いわゆるデューント言われるものは簡単。
もちろん走ったことのない人には大変だけど、僕にとって砂丘はさほど難しいものじゃない。

でもここは砂丘というより砂の山。
こういう道を延々登ったり降りたりする。
これがまたパワーが食われて大変なんだ。

ちなみに、今回あった、いわゆるデューン、砂丘はこんな感じ。白い砂丘。わずか数十キロで終わっちゃった。
スクリーンショット 2016-01-25 13.50.03

こういうダカールラリーらしいルートが、今回は3〜4日しかなかった。
2週間あってたったの4日!
後はずーっと道だった。
だから今年のダカールラリーは簡単だったって言われる所以なんだ。


カテゴリー: 2016 DAKAR(after)
  1. ししふう のコメント

    TV見ていてもそう思ってました。だからローブが出てもイキナリ速くWRC的にいっちゃったのかと。

コメントを残す

2016.01.25

保護中: 腰痛の原因

スクリーンショット 2016-01-25 9.28.45

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。


カテゴリー: 2016 DAKAR(after), Movies

This post is password protected. Enter the password to view any comments.

2016.01.24

KTM JAPANに報告

IMG_1606

今回のプロジェクトはKTM JAPANの協力なくしてはあり得なかったわけですが、そのKTM JAPANに完走報告に行ってきました。
スタッフみんなで出迎えてくれて、本当に完走してよかったなぁと思いましたよ。
社員全員の応援があっての参戦ですからね! 本当に感謝です

IMG_1593

ショールームには引き続き三橋淳がスタンバイしてますので、
お近くにお寄りの際はぜひ足を運んでください!

IMG_1605


カテゴリー: 2016 DAKAR(after)

コメントを残す

2016.01.22

IMG_1600

無事に日本に戻ってきました。
恒例の絶賛時差ぼけ中です。
夜ろくに寝付けないまま朝を迎え、インターフィンの鳴る音が。
なんだよこんな朝っぱらから、とやや不機嫌に起きると・・・

大きな花!

IMG_1603

送り主はなんと!

IMG_1598

びっくりです。
まさかお花が届けられるなんて。
ありがとうございます!


カテゴリー: 2016 DAKAR(after)
  1. Takatomo Toda のコメント

    すご~い、ほんとに章夫社長からだとしたら、
    レーサーとしてのスピリットを忘れてないって事だね。
    ちょっと、見直したぜ。

  2. mine のコメント

    トヨタは、1年かかって、自分の行いを、後悔しましたね。
    ここまでやらせる、三橋さんに脱帽です!

    • 匿名 のコメント

      昨年の三橋さんへのチームオーダーは、TLC(トヨタ車体)の判断であって、豊田社長は関係ないと思います。もし、豊田社長が昨年のTLCの監督であったなら、あのようなチームオーダーはもちろん、出さないでしょうし、三橋さんを今後もドライバーとして契約していたでしょう。 豊田社長は、14年に三橋さんが優勝したとき、ことのほか喜んで下さいましたし、三橋さんをレーサーとしてリスペクトされていました。 だから今回、二輪で参戦されても、三橋さんのチャレンジ精神に敬意をはらったのだと思います。 また三橋さんも、トヨタやTLCを見返すために参戦したのではなく、ご自分のため、応援して下さる皆さんのために、参戦されたのだと思いますよ。

  3. 一通 のコメント

    モリゾー社長、気配りの方ですね。
    三橋選手を認めるし、敵に回したくないって感じでしょうか。まあ、KTMでのバイク参戦なら敵にはなりませんけど。
    もしトヨタ本社で車仕立てて三橋選手を乗せるとか言うチャレンジがあったらトヨタを尊敬するけどな~。

コメントを残す