2014.05.26

軽4耐久

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友人に誘われて急遽、軽自動車の耐久レースに参加した。
アマチュアというか、ライセンスも必要ないほどの、ド素人のためのレース。
レース経験がない人はもちろん、運転があまり上手じゃない女性ドライバーなども参加する、入門編中の入門だ。

そんなお遊びレースに参加している友人からのお誘いに飛びついたわけのだが、クルマは見た目はボロボロ(笑)
でもカラーリングだけはいっちょまえになってるし、しかも中身は結構いじってある。
ラジエターは後ろに移動されているし、マフラーも入ってる。
いい音するのだこれが。
でもってゼッケンは38番だ。
オレもテンション挙げてのスタートだ。

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しかし!
くじ引きで決まったスタート順は、19台中14位!
しかも引いたのはオレ!
くじ運悪いなー。

いよいよ5時間の耐久レースがスタート!

というわけでスタートドライバーを務めたワタクシ、いきなり混戦のなかでも走行だ。
ダカールラリーはほとんど1台での走行になるので、こういう接戦は苦手。
しかも、まわりは初心者だから、動きが読めないし近づくのが怖い!

それでも15分でトップに立った

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ところが30分も経たないうちに他のクルマが横転して赤旗中断
(以後赤旗中断が鬼のように出される事になる)
止まっているとマフラーが落ちているのが発覚。そのままピットイン

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しかも赤旗で止まっているときにラジエターが沸騰して水漏れ。
早くも黄色信号!

その後ドライバー交代するも、オーバーヒートの症状が治らず、
走っては休憩、走っては休憩を繰り返す。
それでも3人走って、再びオレの番がやって来た。

再びコースインすると路面が荒れ放題荒れていて、すごいのなんの。
しかし、パリダカで荒れた路面はしょっちゅう走っているので、これが意外に楽しく走れる。
というか、すげーペースが上がる!
最初は初めて乗るクルマだし、周りの動きも読めなくて、かなりおっかなびっくりだったんだけど、
この頃にもなると、半分以上がトラブルを抱えてピットにいるので、走りやすいって言うのもある。
おかげでペースがドンドン上がって、かなりいいペースで走る事が出来た。

一応オーバーヒートが怖いので(メーター不良でドライバーからは確認出来ないのだ)、なんどかピットインするものの、タイムがいいし、水もそんなに吹いてないのでそのまま走れと送り出される。

でもってますますタイムが上がって、これは! かなり行けるぞ! と思った矢先にクルマが急停止。

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ありゃりゃ。
路面の振動が激しく、アーム部分のナットが緩んで、脱落してしまったのだ。
ちゃんと締めてあったのだけれど、やっぱりダブルナットくらいしないとダメなのかな?

ちなみに、ボディが激しくぶつかってるが、これは第2ドライバーが壁にぶつけた時ので、オレじゃないからね(笑)

ナットが外れただけなら良かったけれど、牽引で引っ張られてパドックに戻ってくるときに、サスペンションが引っ張られて折れちゃった。
スペアもないので万事休す。
ってオレなんかは諦めたのだけど、
チームオーナー件メカニックの友人は諦めずに、パドックを徘徊して、スペアのサスペンションを見つけて来た!
ネジが飛んでつぶれたボルトの山も、タップをどこかから調達して、復活!

こいつ、動けるようになるぞ!
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3人総動員で復旧作業をして、ゴール30分前に再びコースイン!
おおお、これでまさかの完走か?!

と思ったけれど、残り5分で再びナットが外れてしまい、以上終了・・・

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完走はならなかったけど、楽しかったなぁ。
それに、遊びとはいえ、最後まで諦めずに走ろうとする友人の姿に、思わずはっとさせられたね。
やっぱりこのぐらい、諦め悪く行かなきゃダメだよね。

それにしても、この友人のメカスキルはかなりヤバい。
ダカールラリーのメカとして連れて行きたいくらいだね。
イヤマジで、かなり出来るもの!

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いやー、楽しかった!
みんなありがとう!


カテゴリー: Diary
  1. 匿名 のコメント

    走りたくなる、走るのが楽しい車だったみたいですね。それもこれもご友人のお陰ではないでしょうか。荒れた路面でイキイキと腕を揮われるところをダカールの映像から連想して想像してしまいました。

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