2014.02.20

帰宅難民

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金曜の夜から長野にいたオレは、土曜日からの大混乱にまんまとはまる事になった。

雪がごんごん降り注いだ関東エリアは、まさに災害と呼べるほどのパニックになった。

 

東京に向かう高速道路はもちろん、国道、県道、すべてが通行止め!

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ツイッターやfacebookで色々情報を集めると、山梨や佐久で閉じ込められて身動き出来ない友人知人が多数!

これは帰るのは無理そうだ。

 

日曜日の夜には長野新幹線が再開したのだけれど、駅はあり得ないほどの人!

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こうなるともう、家に帰るのを諦めるしかない。

 

長野にいたオレの車もご覧の通り。

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うそです。
除雪車の雪に押されて埋められただけです。
除雪車めー!

 

赤い板がある通り、帰る事を諦めたオレは、せっかくの雪なのでスノーボードを堪能する事に切り替えた。
ゴンゴンに降り注ぐ雪は重たかったけど、積雪量ばっちり!

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土曜日も

 

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日曜日も!

 
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月曜日も!!!!!
 

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だって帰れないんだもの!!!!

というか、帰るつもりもなかった。
というもの、これは完全に災害だ。

こういう状況のときには緊急性のあるものを優先するべきだと、オレは思うからだ。

雪の降り方が想定以上だったのは確かだし、
さすがにここまでパニックになるとは、オレも考えていなかった。

でも、あれだけ雪が降るよと天気予報で知らされていたのに、
ノーマルタイヤで走る車たちが、走れなくなって道を塞ぐ
さらに、乗り捨てた車が、鍵をかけたために車をどかす事が出来ず、
除雪すらままならない。

それらが被害を拡大したのは間違いない。

こういう状況の中では、救急車などの緊急性のある車両の往来を邪魔しないためにも、
それ以外の人の車両通行を遠慮すべきだと思うからだ。

これは帰れない理由の言い訳ではなく、まじめな話だ。

以前阪神大震災があった1ヶ月後、姫路に仕事に行くために、神戸を通過する必要があった。
新幹線は不通。ビルが倒壊する街を、バスで乗り継いでの通過となった。
その話を災害復旧で現地にいたボランティアの知人に言うと
「そういう関係ない連中が通るから、邪魔臭いんだよ!」
と吐き捨てるように言われたのを今も覚えている。

また東日本大震災でも、同じような事があった。
東北エリアにどうしてもガソリンを届けたいという人が、緊急車両登録した、オレの車で東北に行こうと熱く行って来たのだ。
でも受け取り先も決まってない中、闇雲に行く事をオレたちはためらった。
オレたちというのは、その時うちには福島のいわきから避難してきた2家族がいたからだ。
「今オレたちが動く事で、他にもっと大事な人の燃料は交通機関を奪う事になるよ」
その時避難して来たオレの友人が言った言葉だ。

こういう経緯があるから、オレは、この場合は自分自身は動かないでおこうと決めたのだ。

もちろん仕事もあったし、会わなければならない人もいた。
でも、それは先に延ばせばいいだけだし、仕事なんて代わりはいくらでもいるんです。

パリダカのときだってそういえるか? いえるね。
というか、そもそもパリダカの場合は数日遅れても問題ないスケジュールをはじめから組んでるしね。

例えばテストで渡航するばあいは、躊躇なく遅れる方を選ぶ。
もしくは、その被災地を通過しないですむようなルートと方法を考える。

それよりも優先度の高い人たちがいるはずだとね。
何が正しくて何が間違ってるかはどうでもいい。
他の人たちの選んだ選択はそれぞれの考えだと思うから。
これがオレの考えです。

 

そして月曜の夜にはようやく中央道が復旧した。
翌火曜日の朝、渋滞してないという案内の中、無事に家に戻る事が出来た
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スノーボード三昧で楽しんでいたけれど、オレも帰宅難民だったんよね。
でもジタバタしたって無駄な時は無駄なんだから、そういう時は気持ちを切り替える!
これがオレのポリシーです。

でも、未だに孤立している方々もいらっしゃいます。
早く復旧する事を願います

 

 


カテゴリー: Diary
  1. 明貴 のコメント

    はじめまして。いつもブログ拝見させてもらってます。
    ト⚪タで勤務している明貴と申します。
    ところでコルチナですか⁇それとも斑尾?
    ツリー良さそうですね‼赤いMOSSを見かけたら声かけますね〜

  2. 一通 のコメント

    大変ですね・・・雪しかない写真の数々。災害時もダカールラリーイストらしくポリシーを持って行動なさっていて、常に危機管理を考えておいでだなあ、と思いました。ダカールみたいなタフな状況で戦う三橋選手は普段からタフで臨機応変でいらっしゃいますね。

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