2013.04.11

ビリヤード台、川内村へ行く

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福島は川内村に行ってきた。
ここにある小学生を対象にした学童保育「放課後教室」の施設にビリヤード台を寄贈するためだ。

そもそもは引っ越しする事から、話がさかのぼる。
それまで1人一軒家暮らしをいい事に色々なアイテムを導入してしまったワタクシ。トレーニングのためにビリヤード台まで購入していたのだ。
これはメンタルと集中力のトレーニングにすごくいいし、繊細な操作も必要とするので、導入したのだ。

しかし、引越し先はとてもこの大きなトレーニングマシンを搬入できない。

そこでfacebookで欲しい方を募集したところ、多くの方々が手を挙げてくれた。
その中で、川内村に移住した、モータースポーツジャーナリストの方から、そのこ放課後教室で使わせてほしいと連絡があった。
そこで、厳正な抽選を行うこともなく、この放課後教室に即決したというわけ。

川内村と言えば、福島第一原発から30km圏内にある村だ。
その川内村には現在24名の小学生がおり、そのうち16名がこの放課後教室に通っているという。
村では至る所で除染作業が行われており、子供たちも、行政のイベントでは外部で遊ぶというのが、未だに難しい(危険という意味ではない)状況の中、屋内に置けるこのビリヤードは格好のリクリエーションになるはず。
そう思って喜んで持っていく事にした。

どうせならと、元GPライダーの青木拓磨と賛同する「レインボージャパン」の活動としていこうという事で、代表の中野さんと3人で川内村に向かった。

ハーフサイズのビリヤード台ではあるが、ものは結構大きい。大型のトランスポーターで乗り付けた。

ブルーシートに囲まれたビリヤード台はかなり物々しい雰囲気だ(笑)

体育館に搬入されたビリヤード台は、すぐに子供たちに囲まれて大騒ぎ。
でもこれ、結構難しいんだよ、小さい子には・・・

小学生の高学年ともなれば、ちょっとこつを教えただけで、すぐに出来るようになっちゃう。
子供は本当に飲み込みが早い!

「ここ、ここの隅を狙って!」とついつい口を出してしまうのが大人。ほっといたって勝手にうまくなるってばとも思うが、つい手が出る口が出る(笑)

その他に、TLCのランドクルーザー200のラジコンカーと、自転車用のライトを持っていった。

男の子たちはもう夢中です

それにしても、子供は本当に自由だ

最後に、村の高台に案内してもらい、約10km先に見える福島第一原発を見てきた。
まだ何も終わってないんだよね。


カテゴリー: Diary
  1. ガッツ斉藤 のコメント

    なんだか、とってもいい
    トライアングルをかぶった女の子の顔がいい
    その後ろで子供そっちのけでビリヤードやってる先生もいい

    「まだ何も終わってない」
    ・・ちょっとグッときました。

  2. 一通 のコメント

    この中からビリヤードの名手が出たりして。全員立場関係なく入り乱れて楽しんでいる感じが良いです。拓磨選手の笑顔の写真も久しぶりに見れて良かったです。一瞬原発を忘れて読んでいましたが、最後で現実に引き戻されました。

  3. マサイ のコメント

    川内村にもいろんな人が来るんですね!
    もちろん震災はこまりもんだけど出会いがあるのも事実なのだから、そのへん災い転じて福となす!にできればいいんだけど。

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