2012.03.02

原点

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このところ雪山に通ってます。
スノーボードかついてパウダースノーを楽しむ、いわゆるバックカントリーというやつ。
道具を一通り揃えているのでいっちょまえに見えるが、
実は本格的に始めたのは3年前。
それまでは、ゲレンデの脇のパウダーを食らう、お手軽”サイドカントリー”派だった。

雪山は怖い。
一歩間違えばいつでも死ねる場所だから、
知識がないので近づかなかったけれども、
今では経験豊富な仲間がいるので、彼らについていってる。
だから、偉そうなこと言えない、なんちゃってバックカントリーボーダーだ。

だいたい1時間ほどスノーシューを履いて、えっちらおっちら登って、
そこから一面真っ白、汚れのない、スベスベのパウダーを滑るときの喜びは、
もう、ね、ターンの度に奇声を発してしまうほど(笑)
気持ちいいったらないんだな、これが!
前が見えなくなるほど巻き上がる、パウダースノーに、もうウホウホ!

この感覚、やめられません!

そう考えてみると、オレの原点って山遊びにあるんだなぁ。
はじめはMTBでの遊びから始まった。
近場の山を色々MTBで走り回ったっけ。
それが今度はバイクになった。

これらの遊びは今でもやるけれど、本当に気持ちがいい。
地球で遊ばせてもらってる感じ。

けれど、MTBも、スノーボードも、競技に出ようなんていっさい思わない。
自由勝手に遊び回る感覚は、競技以上の楽しさがあるんだよ。
人と比べてどうすんだってね。

でも、どうして、バイクやクルマでは、競技する気になったんだろう?

これは自分でも不思議でならないんだよな。
昔はコンペ大嫌い人間だったから。
ライセンスを取るってだけで、毛嫌いしてたくらいだから。
それが今や国際ライセンスまで取って、
しかも2週間も続く競技をやってるんだから。

理由なんてどうでもいいんだよね。
多分、どっかで楽しそうだって思ったから、始めたんだよ。
楽しさに理由なんていらないんだから。

そう考えると、今回のダカールラリーは、楽しかったぁって思える瞬間がなかったなぁ。
ずーっと我慢してた気がする。
我慢しすぎたんじゃねーかな?
ま、過ぎ去ったことだから、
今更ぶり返しても仕方ないけれど、

でも、今、この雪山で感じてる感覚を、
ラリー中も感じるはずだったんだよね。
去年もそう言うのはあったし、毎年あった。

でも、クルマではなかなかそう言う感覚になるのは少ないなぁ。
今乗ってるクルマが市販車部門だから、無理できないからかな。
調子に乗るとすぐ壊れちゃうしね。

それでも、モロッコテストに行ったときに、
砂丘を自由に走る時間があったら、まさにスノーボードと同じ感覚!
それを競技中にも感じる瞬間があるはずなんだよね。

オレのセンサーが鈍ってたな

そうだよ。オレにはファンが足りなかったんだな。

もっと楽しまなきゃ!

ラリーも遊びも人生も!

悪のりムービーです(笑)


カテゴリー: Diary
  1. ガッツ斉藤 のコメント

    おぉ~すげぇ~映像!!
    最後の最後、目の前に落ちてくるあの車
    よくできた、CGですねぇ~
    悪のりの意味が・・最後でわかった!!Goodです。

  2. 一通 のコメント

    うひょ~うひょ~、と来て最後!!!の映像ですね。楽しいです。

  3. SS4 のコメント

    楽しめなかったというのは残念です。周りの期待が重くなりすぎたのでしょうか。

    Fanなら一杯居るのになー。我々は見守るしかないのかなあ