2011.05.27

思い出

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今年になって、国内でいろんなところに行った。

湯沢、白馬、名古屋、岐阜、千葉、伊豆に花巻、釜石、陸前高田、仙台、いわき、高山、

こう書きだしてみると、色々行ってたんだなと、実感する。

自分では今年はまったく動いている自覚が無かったからね。

でも、あちこち行くのは大好きです。基本、旅をしたかった少年だから、遠くに行くのは好きだ。

 

そんな、今年の前半で起きたエピソードをひとつ。

3月に、岩手に行った時の事。

正確には、岩手から東京に戻る日の朝の事だ。

急用が出来てしまい、急遽早朝に戻ることになった、午前5時。それまでお世話になっていた農家をあとにして、農道を高速道路へと急いだ。

花巻だったこともあり、この辺一帯は地震の影響は少なく、道路も、畑も、家も無事な、いつもと変わりない喉かな田園風景の朝だった。

そんな景色を見ていたら、どうしてか急に尿意を感じて、高速に乗る前に、気持ちよく解放させようと、車を止めた。

そして、道の脇に、気持ちよく”解放”し終えて、車に戻ると、ドアが開かない。

あれ? と思い他のドアを開けようとするが、どれも空かない。

インロックしてしまった!

なんで? どうして? ロックなどさせてないのに!!!!

でもドアはまったく開かない。

やってしまった…..。

しかも、携帯電話もクルマの中。

JAFを呼ぶにも電話すら無い朝の5時….。

近くに農家はあるが、こんな朝早くにドアをたたくのも忍ばれる…。

途方に暮れていると、たまたま犬の散歩に通りかかったご老人を発見!

急いで駆け寄り、事情を説明すると、快く携帯電話を貸してくれた。

といっても、まずJAFの電話番号をNTTに問い合わせ、そこからJAFへと電話…。

ようやくJAFにつながっても、迎えに来てもらうべき、自分の現在地が分からない!

完全にナビ任せで移動していたのもあるし、周りに目印など何も無い、農道のど真ん中。どうにも説明できない。

ご老人に代わってもらい、説明してもらうけれども、端で聞いてても分からない….。

電話借りておきながら「本当に大丈夫なんだろうか?」と不安になったほど。

「じゃ、説明しといたから」

といってご老人は犬と一緒に歩き去ってしまった。

本当にあんな説明でJAFはくるんだろうか…..。

ものすごく不安になりながら、待つ事20分、一台の軽自動車がやって来た。

オレの横に来るなり、窓を開けて「ほれ、中で暖ったまってけ!」

さっきのご老人である。

こんな朝寒い中待つの大変だからと、わざわざ車でもう一度来てくれたのだ。

JAFが来るまでの約20分の、車内の暖かさは、今でも覚えてる。

 

遠くの畑の農道のあいだから、青と白のレッカー車が来るのが見えた

「おお来た来た、良かったなぁ」

そういってご老人は笑顔で去っていった。

JAFのスタッフは、作業を初めて、ものの1分もかからずドアを開けてくれた。

 

今年3月の、東北の思い出です。

 

写真はいずれも先週行った伊豆のもの。

大きな木がこの広場で、今年、イベントが出来そうです。

新しい試みでもあります。9月開催を目指してます!


カテゴリー: Diary

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