巷で騒がれている大相撲の八百長問題。本当にかわいそうだと思うよ。誰が可哀想かって、真面目に相撲とってた力士はもちろん、今年から入る新弟子達だよ。
夢膨らませて希望を胸に相撲の世界に飛び込もうという矢先に、こんなニュースだものね。本当に彼らには腐らないで頑張って欲しいな。
ダカールラリーには八百長はない。チームオーダーというシステムはあるけれど、これは八百長とは違うからね。チームの勝利が最優先であって、ライバルチームに勝つには、同じチームの車が連携して走る事はある。
さらにチームの優勝がほぼ確実になった時は、例えば1位と2位が同じチームで占めたら、チーム内で争って自滅したら意味がないので、争わないようにチームオーダーが出たりする。でも八百長とは全然違うからね。
三菱がダカールラリーで連勝を重ねている時は、年々三菱に不利になる様なルールが増えていった。それを日本メーカー潰しという人がいたけど、それは違う。あれは完全に三菱潰しのためなんだ。
何しろ当時の三菱は強すぎたから、主催者は三菱の連覇を阻止したかった。主催者としては1メーカーばかりが勝つよりも、色々なメーカーが勝つ方が盛り上がるからだ。
つまり日本メーカー潰しではなく、強いメーカーを潰すという考え方だ。それはF1も同じだね。
でも難しいのは今のダカールラリーは上位陣が全てディーゼル車だということ。三菱はガソリンエンジンだったので、ディーゼルを採用するフォルクスワーゲンに有利になるように出来たが、今はBMWもディーゼルだ。
市販車部門もそうだ。TLCが連覇を連覇してるので、主催者はガソリンエンジンを優遇する策をとったけれど、結局ほとんどのチームがディーゼル車で参加しているから、あんまり意味がない…。
そんなわけで、モータースポーツには八百長問題は無い！ キッパリ！
スポーツはやっぱりガチンコ勝負がオモシロイ！
