2010.10.11

Pharaon Days by Mikami 4

JX4E2395

 ファラオラリー終了しました。現在、授賞式の原稿も書き終わって、あとはそれらをアップしたりメール送信したりすれば僕の任務もおしまい。カイロまで走り、レンタカーを返したらあとは帰るだけです。

 同行取材というのは記憶にある限り初めて。同行して、それで結果的に記事を書いたというのは何回かあるけれど、今回は毎日のタスクが設定されている同行取材。

 途中からまったく時間的な余裕がなくなり、書けなくなってしまった僕のパートですが、今夜がエジプト最終夜でもあり、書いて帰ろうと思います。

 僕にとっては初めてのファラオラリーで、しかもこのウエブサイトー Jun38c.comーにとっても初の現地同行取材。三橋が二輪でダカールに参戦し始めてからずっと(もう10年になるんだなあ)、小さな小さなスポンサードとして速報を僕が担当してきたのですが、今回は協力、協賛企業各社様のおかげで三橋自身が強く望んでいた同行取材となったわけです。

 そのきっかけとなったのが、ソフトバンクの海外パケット定額サービスの開始でした。これまで海外からライブで映像や写真を日本に送信しようとすると、とても現実的ではないほどの費用がかかりましたが、これを利用すればiPhoneだけである程度のことができる。もちろん、衛星回線と専用機材を利用した中継に比べると品質は比較になりません。しかし、三橋が1人でそれをやるのと、三橋以外の第三者(今回の場合は僕)が取材を担当するのとでは大違い。

 しかし、実際に現地へ言ってみると、ビバークでは圏外だったり、電波があってもデータ送受信でエラーが出たりと結構大変ではありました。また、ラリーを走りながら僕のコントロールをしなければならない三橋も大変だったと思います。誤算だったのは、ビバーク地に用意されていたインターネット回線がかなり細いこと、またトラブルも多かったこと。使用できる時間は短く、最短の日は実質3時間ほどしか稼働していない日もありました。
 
 というわけで、見づらい部分も多かったライブレポートでしたが、いかがだったでしょうか? 取材してレポートしていないこともありますし、そのうちまた付け加えていきたいと思います。

 現在、テレビなどでのダカールの情報が非常に少ない状況を考えると、ダカールでこそこうしたライブレポートをやりたいと三橋は言っていますが、ダカールの場合はファラオラリーとは桁違いの費用がかかってきます。今回のようにiPhoneなどの簡易機材でレポートしようと思っても、残念ながらダカールの舞台であるアルゼンチンとチリを含む南米ではパケット定額になっていないこと、プレスエントリー費も非常に高価なこと、期間が長いためにスタッフの確保が難しいことなどで、まだちょっと現実的ではありません。そうした費用を気前よく出してくれるスポンサーがいない限り無理でしょう。

 ダカールの話はさておき、しかしiPhoneさえあればここまでできるといういい実験になったのではないかと思います。今回、取材に使った機材はiPhone4、MacBook Pro、それにカメラのみ。移動はレンタカーです。ソフトウエア及びサービスはUstream、You Tube、Wordpress、それにiPhone用のBriefcaceというソフトウエアがじつに重宝しました。

 ダカールまであと2カ月。ぜひ今後とも、Jun38c.comのチェックをよろしくお願い申し上げます。

 


カテゴリー: 2010 PHARAONS
  1. 101K in Kyoto のコメント

    三上様
    現地からの貴重なレポート!
    とても臨場感があり、ど素人の私でも楽しむ事が出来ました。
    本当にお疲れ様でした。
    ありがとうございました。
    m( _ _ )m

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