2010.10.10

Stage 7 ? by Jun

Stage 6でプロトラック(シボレー・シルバラード)を抜く瞬間

勝利の美酒を味わえなかったせいか、今日の夜に表彰式があるのだけれど、気持ちはもはやファラオラリーにない。もうダカールラリーの事であれこれ考えてしまう。実は天気があまりにすぐれなくて、海もプールも冴えない感じになっているのが原因。ビールも飲めないしね。
実はステージ5が終わったあと、無性にビールが飲みたかったんだ。いつもなら終わるまで飲む気が起きないんだけど、自分でも不思議だなァって思ってた。きっと勝手に体が察知してたのかな? ゴールしてもビールないから今のうちに飲んでおけよってね(笑) そんなわけないか。

Stage 6でプロトラック(シボレー・シルバラード)を抜く瞬間

今回のラリーを振り返ってみると、総合3位で市販車部門に優勝、十分な結果だと思うけれど、自分の中では満点じゃないかな。80点くらい。1回のスタックと1回のパンク分で減点だね。確かに全くミス無く走り切っているドライバーは1人も居ない。ジャン・ルイ・シュレッサーだって、マージンを確保していたにもかかわらず、最終日にひっくり返っているくらいだしね。でもミスはミスだし。それを無くせばもっとタイムはよくなる。ミスをなくすには余裕を持たなければいけないね。余裕。気持ちが追い詰められていたらダメだと思う。

それに自分のなかでも弱い部分が浮き彫りになった気がする。砂丘の走り。決して苦手というわけではないけど、スタックを意識して守りの走りになってしまう。守りながらもタイムを稼ぎたいね。それに、ハイスピードの砂丘の道を飛ばすのも、もっとペースを上げたい。130km位で巡行する砂のハイウェイで、見えないうねりの先でもしっかりアクセルを踏んで行きたい。
これら2つも、出来ないわけじゃない。集中力をしっかり持って走れば、かなりいいタイムが出せているんだけど、でももう少しリラックスして同じ状況を作り出したい。そのためには練習あるのみなんだが、日本にはないロケーションだよねェ。砂丘。

でも問題点があるという事はいい事だと思ってる。だって克服すればもっと早くなるんだからね。早くなるにはどうすればいいか。それには自分の弱点も把握しないと。問題点が認識出来なければ、解決は出来ないんだから。

2003年に初めて4輪でこのファラオラリーに出場した時には、走らせる事で一杯一杯だったけど、今はどうやったら早くなるだろうかって考えているところが、7年前の自分と1番違うところかな。
そう考えると、進化してるんだなァ、オレも。でもまだまだ早くなります!

まずは今夜の表彰式を晴れやかにいってきます。ハメははずしません。ノンアルコールだしね(笑)


カテゴリー: 2010 PHARAONS

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