2010.01.15

SS-12 暑く長いステージをSS総合18位でフィニッシュ


Stage 12 – Thursday 14 January 2010 | San Juan > San Rafael
* Connection 23 km * Special 476 km * Connection 297 km
ステージ:市販車クラス1位・ディーゼルクラス1位・総合18位
総合:市販車クラス1位・ディーゼルクラス1位・総合17位

無事到着した三橋ドライバーを迎える森監督

無事到着した三橋ドライバーを迎える森監督 photo by Mario Taga

 アンデス山脈の東側を南下するコースは、暑くてたまらなかったようだ。今日のルートは気持ちよさとは一切無縁だったようで、しかも距離は800km弱もある。疲れ切った三橋から電話がかかってきたのは、いつもより遅く、現地時刻で20時を回っていた。

「今日は暑くて大変でした。もう暑くて暑くて、しかもホコリで、速度も出せなくて……それでいて距離は800kmもあるから超大変でしたね。コースの前半はグラベル、後半は砂なんだけど、でもどちらにしろウオッシュボード(洗濯板状)の道で、僕の乗っているT2クラスのサスペンションだと速度がどうしても出せない。疲れるし進まないし、イライラして大変な1日でした」

サン・ラファエルのビバークに到着した1号車

サン・ラファエルのビバークに到着した1号車 photo by Mario Taga

「でも、ワジ(枯れ川)の出口のところでバギーが数台ハマっていたので順位的には昨日よりかなり上がりましたね。結構いい走りが出来たんだと思います。飛ばしているわけじゃないですが、確実に走ってますからね。そういえば、6時間ほどの差でクラス2位につけている、スペインのフォッジさんと初めて話をしました。同じトヨタに乗っているんだけど、タイヤメーカーがスポンサーのプライベートチームのドライバー。結構なおじさんで、数日前に遅れた理由などを話してくれました。リアのホーシングを破損してしまって、デフオイルが漏れて大変だったみたいです。でも、会う度にその話何度も繰り返すんですよ(笑)」

「途中と、ゴールの街も熱かった! 気温も高いけど、なにより人が熱いんですよ。熱狂的というのはまさにこのことで、なにしろ高速道路を走っている車を止めちゃうくらいエキサイトしているので、正直ちょっと怖かったです。こういう街もあるんだなあ、って感じです」

 三橋にちょっと聞いてみた。あと2日間だけど、トップについているだけに無事に走ってくれ、安全についてくれってこっちがハラハラしちゃうんだけど。

明日に備えて整備を受ける三橋車

明日に備えて整備を受ける三橋車


「あー、見てる人はそうみたいですね。僕は全然プレッシャーないです(笑)。心配しなくてもクルマも快調だし、なんの問題もないと思いますよ。あとは明日、難しい砂丘のステージなので、明日を終えればまず逆転されることはないでしょう。まあ、6時間ありますからね。走行不能になったしまったらともかく、まず抜かれることはないと思います」

 そういえば、朝ズバで菅原さんが出てた。三橋も出てほしいなあ。あと、サインツ1位、三橋18位ってテロップだと凄く遅く感じられてよくないね。クラス1位だってことも言って欲しいよねえ。

「そうそう! そういうのはTBSにバシバシメールしてください。テレビ局の人は、視聴者の意見に敏感だから、反応してくれる可能性高いです。そう思われる方はぜひメールを! 宜しくお願いします」

 ということなので、ぜひみなさんTBSにメールしてください。僕も送ります。

 レースのほうは「何の心配もないですよー、なんで心配するかなーみんなー」ということなので、みなさん安心しててください。でも心配だなあ(笑)。

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カテゴリー: 2010 DAKAR
  1. 佐藤葉子 のコメント

    まあ、そのドキドキもダカールの醍醐味ということで。
    明日も難しいステージだというお話ですから、引き続きシュアな走りでお願いします!

  2. 藤田 清 のコメント

    今回、いただいときましょうか!

    残りわずかを楽しんでください。