2010.01.14

SS-11 三橋、慎重な走りでクラス優勝へ一歩前進


Stage 11 – Wednesday 13 January 2010 | Santiago(Chille) > San Juan(Argentina)
* Connection 211 km * Special 220 km * Connection 3 km
ステージ:市販車クラス1位・ディーゼルクラス1位・総合24位
総合:市販車クラス1位・ディーゼルクラス1位・総合18位

暑いSSを終えて水を浴びる三橋ドライバー

暑いSSを終えて水を浴びる三橋ドライバー @SS-10 photo by Mario Taga

 今日はアンデス山脈の東側山麓に位置するサン・フアンまで500km弱のルートとなった。SSは220kmと短めではあったが、渓谷を縫って走る谷底の道は難しく、またそのあとフェシフェシとなったSSの難易度は決して低くはなかったようだ。三橋はクラストップながら、SS総合では24位と、ここ数日18〜19位で走っていたことを考えると抑えめのペース。

「2号車がリタイアしてしまったことで、チームがとてもナーバスになってしまっていて、それが困る(笑)。無理に飛ばす必要もないし、クルマも快調なので非常にリラックスして走っているんだけど、でもチームからはその坂は上るな、下りるな、なんてくらいすごく神経質になっている。もちろん、慎重に走るけれども、ゆっくり走れば安全というものでもないから難しい」

「明日はまた難しいステージになるけれども、明日が無事終わればフィニッシュは見えた感じだね。今日のステージはとても美しい風景の中を走る道だった。山から下りて川に入るんだけど、西部劇の世界のようでとてもきれいだった。両側に高い崖や低い崖が連なって、そこを縫って走る砂利道。後半はフェシフェシになってホコリがひどかったけど、総じて楽しめるルートだったね」

SS11

BAJA1000のような風景のSS10を走る三橋淳

「今日、アルゼンチンへの国境越えがあったんだけど、昨日ビバークに入国審査官が来ていて手続きが済んでいたとはいえ、クルマから下りずにパスポート見せるだけ(笑)。サングラスすらしたままだよ! まあ、チリ、アルゼンチン両国の関係のよさかもしれないけど、でも反対側が大渋滞していたことを考えると、やはり通常なら手続きにそれなりの時間がかかるはずだから、凄いね。これなら密入国してもわからない(笑)。もっとも、ダカールにエントリーしないといけないけど」

「2号車のドライバー、ナビは既にブエノスアイレスに移動したみたい。クルマは専門の業者が来て運送してくる。砂丘のなかに置き去りになっているわけじゃないからね。ともあれ、慎重に確実に走ってゴールを目指します。最後までなにがあるかわからないけど、今はとても楽しくリラックスして走れます。また明日!」

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カテゴリー: 2010 DAKAR
  1. gata のコメント

    お疲れ様です!

    皆さんがナーバスになってる気持ちもわかります。。f^_^;

    でも

    「俺にまかせておけよ☆!」な感じですよね☆

    素敵な景色も楽しめたみたいですし

    このままブエノスアイレスまで
    満喫してほしいです(^O^)。

  2. wheelie_y のコメント

    ダカールのオフィシャルページでTOYOTAの特集映像を発見!
    内容自体はCS放送のJスポーツESPNで流れた物と一緒だけど、国際映像で、しかもオフィシャルページで特集を組んでくれるなんて、すごくない?ま、ちょっと三橋の露出は少ないけど。

    http://www.dakar.com/us/DAKAR/2010/stage-11/videos.html

    掲載場所はオフィシャルページの「Live」タブ「Video of the day」の最下部「The magazine」で紹介されています。

    ちなみに更新のかかる明日以降は「Stage11」を選ぶ必要があるはずです。

  3. 佐藤葉子 のコメント

    リラックスして慎重に確実に!て難しい注文かも知れないですね。
    チームの立場も三橋選手のお気持ちもどちらも頷けてしまいます。どうぞベストを尽くしてください!しか言えないですが。