2010.01.12

SS-9 好調ながらミスコースに泣かされ挽回ならず


Stage 9 – Monday 11 January 2010 | Copiapo > La Serena
* Special 338 km * Connection 209 km
ステージ:市販車クラス2位 ディーゼルクラス2位 
総合:市販車クラス2位 ディーゼルクラス2位 総合19位

SS-9を走る三橋

SS-9を走る三橋

 今日は砂丘のみを走るSSから始まった。本来は砂丘でのSSのあと、ダートロードでの長いルートが待っているはずだったが、周辺に深い霧が発生するためスタート時間を朝から昼に変更。SSは砂丘のみとなった。

 「僕自身は順調で、ノースタックだったんだけどれどもナビゲーションのミスに泣かされた。疲れているのか、間違っている方向に誘導されてしまって大きくタイムロス。おそらく30分じゃきかないと思う。なにしろ、一度なんて6kmも砂丘地帯のなかを……しかも、ほうほうのていでやっと走れる、といった砂丘のなかを往復させられたんだから」とさすがに三橋もやりきれない様子だ。

「砂が重いうえに、アップダウンの激しい砂丘群のなかを走るので、僕らのような市販車だと上れないところもある。だから、コースを選んで巻いて上ったりと、テクニックを駆使して走らなければならないんだ。だからナビゲーションも非常に重要になるんだけど、今日のはひどかった。何度も怪しいとは思ったんだけど、結果的に相当なロス。今日は自由に走れるチャンスだったんだけど、でも結果的に稼ぐことができなかった。これは痛い。スタックはしてなかったので……周囲から見てもスタックしてないなんて凄い、って言われるくらい快調な走りだったのに台無し」

アタカマ砂漠が間近に迫るコピアポのビバーク

アタカマ砂漠が間近に迫るコピアポのビバーク photo by Mario Taga

「でもまあ、まだ難しいステージは残っているはずなので、気分を切り替えて走ろうと思います。今はルートを移動中で、残り210kmほど。舗装路を順調に走っています。今日も観客は多かったなあ。砂丘のなかなのに、見に来ている人はかなり多かった。ダカールラリーの人気の高さがわかるね」

ビバークで今日の走りを振り返るジボン、三橋両ドライバー

ビバークで今日の走りを振り返るジボン、三橋両ドライバー(SS8) photo by Mario Taga

「ルートは快適。舗装に穴もないし、街中に来ると混雑することもあるけど、でも基本的に真っ平らな制限速度120km/hの道なので、順調に距離を稼げます。8時くらいにはゴールできてるかな。今日はさんざんだったけど、諦めずに走るので明日からも宜しくお願いします」

シルトと岩の多かったSS8

シルトと岩の多かったSS8

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カテゴリー: 2010 DAKAR
  1. gata のコメント

    お疲れ様です!

    ナビさんも、疲れているようで。。
    でも
    二人三脚でまた明日から挽回できます!

    (^O^)

  2. 藤田 清 のコメント

    30分以上のロス! 悔しさ伝わります。
    YES. WE CAN ! ですよ。

    ところで、隣にJ10#が写っていますが、その車はどんな役割ですか?
    よろしければ、差し支えのない範囲で結構なので、体制とか、
    競技車輌の特長とかもレポートに盛り込んでいただけると嬉しいですね。(勿論 市販車無改造クラスですが)

    体調に気をつけて!

  3. 佐藤葉子 のコメント

    うーん、快調に走れていただけに、悔しいですよね。自分だけじゃなく、全て上手く行かないとタイムに繋がらない。本当に惜しいです。全て上手く行きますようにお祈りします。
    でも三橋選手の実力は誰でもが認めていると思いますよ。まずは何より実力がないと始まらないですよね!

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