2010.01.11

SS-8 三橋慎重に走りSS21位でフィニッシュ。総合20位に


Stage 8 – Sunday 10 January 2010 | Antofagasta > Copiapo
* Connection 96 km * Special 472 km
市販車クラス2位 ディーゼルクラス2位 総合20位

三橋と森監督

三橋と森監督 photo by Mario G Taga

 休息日から一夜明けてレースは再開。新たな気持ちでのスタートとなった三橋が今日立ち向ったコースは、前半にハイスピードだが岩が多く危険なグラベル、そして最後に砂丘が待っているという設定。スタート直後に標高2400mまで上がり、一度平地に下りてまた1400mまで上がるというアップダウンも多いコースだ。SSの距離も約478kmとかなり長い。フィニッシュはSS5のスタート地点となったコピアポだ。

 「ホコリが凄かった。予想よりはマシだったんだけど、前半のグラベルはほとんどシルトで、さらに岩が多くて走りにくかった。かなり慎重に走っていたので僕の車は無傷だけど、2号車はだいぶ破損した。今、アーム交換してますよ。大分、下回り打ったみたい」

「SSのゴールがキャンプ地なんだけど、観客がたくさんひっきりなしにやってきて、そのホコリも凄い(笑)。ホコリだらけの1日だったなあ。途中、ナビが大分疲れていたのか、数回ミスコース。それでタイムをややロスしたけど、予定通りのタイムでは走れてます。最後の砂丘の下りも、予想していたよりはイージーで助かった。かなり大変なんじゃないかって予想してたんだよね」

「昨年までは、T-1クラスのあまり速くないクルマが近い距離にいて、そのワダチとかを見れば安全に走れて、そういう意味ではイージーだったんだけど、今年は違うんだ。自分より前を走っている車は、圧倒的に速いハイパワーなクルマかバギーで、だからT-2クラスのトップでルートのわからないコースに入ることになる。そういう意味では例年よりも遙かに難しいね。しかも、かなりの台数……半分くらいかな? がリタイアしてしまっているので余計だね」

休息日にリフレッシュした三橋車

休息日にリフレッシュした三橋車 photo by Mario G Taga

「二輪の様子も見てるんだけど、KTMは完全にプライベート体制だね。例年に比べると、二輪のピットは寂しくて、本当にプライベーターらしく見える。なんだか、二輪のグループ全体が寂しく見えるくらい。デプレの荷物はチャレンジ75が運んでいるしね。そうそう、コマは残念だったね。タイヤ交換だっけ? でも、きっと交換してなかったらリタイアしてたんだろうから、わかっての上でのペナルティだったんだろうね」

 「もう順位大分落ちちゃったけど、シェルコもよかった。あれだけ走るんだって意味では凄いPRになったと思うよ。フレティニエが沈んじゃったのは残念だね。ダカールは苦手なのかなあ、速いのに……」

「さておき、明日はSSが半分キャンセルになってしまったのでゆっくり寝られる予定。このあたりは朝、霧が多くて、それを避けるためにお昼のスタートになったんだ。で、スタート直後の砂丘を走って、残りのグラベルはなし、というわけ。きっと難しいんだろうなあ、砂丘! そうしてわざわざ残すくらいだから……距離は170km程度になる予定なので、なにもなければスっと終わっちゃうはずです」

「なかなか上に上がれませんが、まだ時間はたっぷりあるし、クルマも壊さず安全に走ってます。今後に期待してください」

 明日はショートカットされたSS約170km+ルートで約500km前後の行程となる予定。フィニッシュとなるのは、2008年に二輪のISE(インターナショナルシックスデイズエンデューロ)が開催された美しい街、ラ・セレナだ。

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カテゴリー: 2010 DAKAR
  1. gata のコメント

    お疲れ様です!

    明日の砂丘もがっつり乗り越えられますよ!!

    とりあえずゆっくり休んでくださいね~☆

  2. 佐藤葉子 のコメント

    ホコリ一杯の一日だったようですね。観客までホコリを持って来るとは、人が動く=ホコリという状態なのかも知れないですね。明日は短いけどその分凝縮されたラリーになるのでしょうか。短くなった分の時間もラリーです、とかいうと「家に着くまでが遠足です」みたいな感じですか(笑)ラリーを堪能なさって下さい!

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