3年ぶりにダカールラリーの主催者であるASOが日本にやって来た。
震災後初の来日なので、ずいぶん時間が経ったし、もう来ないかとも思った。
しかし、今やトヨタ車体や日野自動車だけではなく、ホンダも参戦しているので、日本は大事な国だという事を、今回初来日したグザビエが述べていた。
会場はリーガロイヤルホテル東京。80名を越える人たちが集まって来た。
その中でも興味深いデータがたくさん紹介されていた。
例えば、ダカールラリーの総観客数は390万人。これはどのモータースポーツよりも多い数だと言える。
広大な土地を”会場”にしているわけだから、見る人も多いよね。
そして、経済効果もすごい。
例えばスタート国となったアルゼンチンでは150億万円の経済効果!
わずか2日間、バイクしか入国しなかったボリビアでも64億円!
これらはラリー関係者が泊まるホテル、食事、燃料の他に
集まる観客、スーベニア、イベント、テレビ放送&広告などによって生まれる経済効果だ。
オリンピックと違って箱ものを必要としないので、
掛かる出費も少ないので、その効果はかなり大きい。
だから南米各国がこぞって名乗りを上げるわけだ。
菅原親子の他にもインペリアルトヨタのジニール・ドゥ・ビリエも来日して、ダカールの魅力をアピールしていた。
これでダカールラリーがさらに日本で盛り上がるといいな!
そうそうたるメンバーですね。この写真にホンダさんも居て欲しかったものです。三橋選手も菅原選手も実はホンダでの参戦経験もあり、かってのホンダのダカール参戦がなかったら、ここに居なかったかも知れないと言える部分もあり、なにげに日本勢のダカール参戦史って深いものがある、と思います。日本勢はどこか根っこのところで目立たないけど関わりがあり、メーカー同士はライバルながら広い意味でダカール・ファミリーと呼べるところがあるかもしれないですね。