2014.01.11

【ダカールラリー2014 アルゼンチン・ボリビア・チリ】 レポート vol.8

800

ステージ6 総合34位 市販車部門1位 / ランキング 総合22位 市販車部門1位
Tucuman→ Salta SS(競技区間): 427 km / LI(リエゾン、移動区間): 270 km

我慢の一日を終え、総合ランキングもクラストップに
今日のSSも2つのパートに分かれていて、カミオンがやっと1台通ることができるくらいのダートの細い道を走行した。前日の成績順でスタートするが、前にたくさんのカミオンがいて抜けない為、我慢の速度…。チームメイトも怒ってしまうほど、のんびり走っていた。

前半のパートはJUNは順調だったが、チームメイトのジボン選手のクルマが、カーブを曲がり切れず崖から転落してしまった。転落した際、ラジエターにダメージを受けた。カミオンに脱出を手助けしてもらい復帰するまで、2時間ほどかかってしまった。

後半のパートは、カミオンは前半でSSが終了するスケジュールとなっている為、クルマと2輪だけの戦いとなり、走行時の負担は減った。視界が開け、林道を爽快に走ることができた。本人曰く「前半ちゃんと我慢したので、後半にはご褒美が待っていたという感じ」なそうだ。

これまでクルマに起きたトラブルは、メカニックが2日間徹夜でメンテナンスをしてくれたので、今日はノートラブルでステージを終えることができた。

大会前半のスケジュールを終え、総合ランキングでクラストップ浮上。淡々とこなして来た結果だ。トラブルが降りかかると、築いたギャップも簡単に引っくり返ってしまうので、「まだ残り1週間あるので」と、非常に冷静だった。

難コースの連続と、今年は毎朝5時起きと朝が早く寝不足。明日の休息日は、とにかく寝たいと述べていた。


カテゴリー: 2014 DAKAR(day 6)
  1. KOC 藤田 清 のコメント

    お疲れ様です。日本で応援している私は、毎日のレポートを読み重ねるうちに少しづつドキドキから開放されるとともに、高まる期待感を覚えています。
    きらびやかに報道されるサーキットRacingniの1シーンを多々羨むことが多いですが、こうしてラリーレイドを応援している今、貴方は確かに私のヒーローです。
    あなたのコメントから感じるのですが、ラリーレイドは、20才、30才は駆け出しで、40才からが本格デビューのように感じます。
    沢山の経験を携えてこそ可能な冷静なドライビングが、このRacingの重要な要素であり、応援するものにとっての見ごたえとも感じます。
    今年は新しい 三橋淳 のスタートのようですね。
    今後20年は行けそう! ハローワークに用事は無いねー。