日本に戻ってきました。
帰国早々、青木拓磨とのUSTREAM番組の収録をすっぽかしてしまった。
起きられなかった….。
昼夜真逆の生活に苦しんでおります。この埋め合わせは近々したいと思いますので、インフォメーション見逃さないでください。
今回は総合12位。もうちょっとで総合10位以内だったんだけど、惜しかった。いつもならリタイヤするようなチームが残っていたり、いったん消えそうになったクルマが復活したり..。やっぱ持ってないのかなぁ(笑)持ってる選手なら、こういうときにさくっと総合10位取ってくるんだろうなぁ。
それでも、後ろからやってくる速いマシンに抜かれなかった、というのは、一つの運だと思うな。普通ならあっさり抜かれる相手が、勝手に自滅していく。すぐ後ろに居た日産ピックアップのアルフィー・コックスなんて、抜かれると思った日に、マシントラブルで後退+ペナルティで後方に撃沈したしね。うん、持ってるってことにしよう!
昨年は総合17位だった。そのときは家にきた宅配便のおじさんに「残念だったねぇ、17位」って言われたのを今でも覚えてる。一応クラス優勝なんだけど、総合順位では確かにいまいちだもんね。そういう意味では、今回の12位ってどうなんだろう? このHPで応援してくれる皆さんには、絶賛してもらえても、世間一般的には、やっぱり微妙な数字なんだろうなぁ。難しいところだと思う。
オレが乗るプロダクションクラスのT2と、レース専用車両が走るT1と、どのくらい戦闘力が違うのか?
分かりやすく例えるなら
マラソンンランナーがT2なら、ロードレーサーな自転車がT1
原付バイクがT2なら、リッターバイクがT1
軽自動車がT2なら、フェラーリやポルシェがT1
このぐらいの差があるかな。
でも、それだけじゃないんだ。
例えば、砂丘で失敗して埋まってしまうと、T2はクルマから降りて、ジャッキを自分でかませて、人力で持ち上げなければいけない。
でもT1は、電動油圧ポンプのジャッキが装備されているので、車内からボタンを押すだけで、クルマが持ち上がる。
つまり失敗しても、こちらが脱出に30分かかるところ、彼らは5〜6分で出てきてしまう。
フォルクスワーゲンが砂に埋まっている横を、抜けていく….。なんて事は皆無なのだ。
そういった相手と勝負するなんて事は不可能あってことが、これで分かってもらえるだろうか?
それでもパリダカは、やっぱり最後まで生き残ってゴールする事が大事なレース。だからこそ、生き残って総合で上位に踏みとどまるのは、意味ある事だと思うのだけれど、それが世間には伝わらないだろうなぁ。と思うとちょっと悔しい。
2011年のダカールラリーは、とにかく終わった。
あとは来年、2012年をどうするか?
なんとか活動して新しい道を切り開きたいと思う。
厳しい状況ではあるけれど、まずはどんな形であれダカールラリーに参戦できるようにする事。
そしてより良い状況で臨めるようにする事。
三橋淳ががんばらなければ行けないのは、日本に帰ってからです。
立ち回るのは下手だけど、がんばりたいと思います。