2011.04.15

DAKAR RALLYのコース

219837_160361624023153_104027932989856_362583_7398859_o

SAVE JAPAN TV 4月16日(土) 19時より放送! いろんなアスリートが集まってトークする画期的な番組がスタートです!

日本は完全にスルーされることになった、ラウンチで2012ダカールラリーのコースの概要が発表された。

アルゼンチン グランドスタート+5ステージ
チリ 5ステージ+1レストデイ
ペルー 4ステージ+ゴール

合計14ステージ、約2週間の戦いだ。これは全開とほぼ同じ内容だ。

メインステージはチリのアタカマ砂漠だ。

高低差があって、砂の重い砂丘群は抜けるのがとても大変。それだけに、ここでいかにロス無く進むかが勝負のポイント。

今回初めて通るペルーにも砂丘エリアはあるみたいなので、残り4日間となっても、気が抜けないステージになるはず。

第一、北に行けば行くほど暑いからね! 南半球だから!

暑さ対策も今以上にして行かないと駄目だろうね。

日本では災害で大変なことになってはいるが、世界はそれでも回って行く。

現段階でこの2012ダカールラリーのスタート台に上がることができるかどうかは、まだ分からない。

けれども、行くことができれば、当然前回以上の成績を狙いたい。

被災地の皆さんに元気を届けたい、ということではない。

逆に被災者のみなさんから元気をもらったからこそ、その思いを発揮できるステージに上がりたい。

今はまだはっきりした事は何も言えないのだけれど、

発表できる日が来たらきちんとみなさんにお伝えしたいと思う。


カテゴリー: Diary
2011.04.12

DAKAR 動画 後編

0252965255085

 

何気に上がっていた、ダカールラリー後編の映像です。

GAZOO のYOUTUBEサイトより転載です。

 

 

注目してほしいのは、車載カメラの映像で、砂丘に群がる黒い点は、登れなくて右往左往する車たち!

そしてそれを撮影するヘリコプター!

さらに砂埃のなかから、いきなり現れるバギーをとっさによける!

という他のレースではないシーン。

作品自体がさらっと作ってあるので、フーンって感じかも知れないが、

実際に走っていると、かなり緊張の連続なんです。

なにせ完走率39%しかない。

そういう過酷さをくぐり抜けての勝利だって事を、分かってもらえると言いなぁ。

 

 

忘れた方に前編はこちら

 


カテゴリー: Diary
2011.04.11

地震で再確認した事


先週たまたま居合わせた仙台で、余震とは思えない大きな地震に遭遇した。

友人宅はせっかく片付けた家が、またグチャグチャ。さらに道路や壁にも亀裂が入って、報道以上のダメージが仙台を再び襲ったようだ。

 

で、当然、携帯電話の電波がまたもやシャットアウト!

 

といっても仙台全域ではなく。友人宅の周辺がだめ。おそらく停電エリアと関係するのかと勝手に想像しているのだけれど、遠くの基地を捕まえようとiphoneが探しまわっているようで、時たま電波を拾う。

 

拾っても全然データ通信できないので、意味ないなと諦めていたら、

友人のiphoneは辛うじて通信してる!

なんでだ?

は! そうだ、ケースをアルミ&カーボンにしたんだった!

先日のSAVE JAPAN TVで、リアルカーボンカバーのiphoneを持つ伊藤大輔選手に差を付けられたので、以前から持っていたアルミ削りだし&カーボンに速攻付け替えたんだった。

 

負けず嫌いなもんで(汗)

 

で、このセットだと、iphoneの電波が弱くなるのを忘れてた!

 

元々電波のつかみが悪いiphone&SOFTBANKに、このケースに震災の通信環境では、とても使い物にならない!

というわけで、現地でカバー後と外してしまった。

そしたらやっぱり辛うじてつながる!

 

悔しいけれど、関東に戻って来てから背面カーバーだけでもカーボン風カバー(要するに偽物)にしたけれど、多少電波のつかみいいかなぁ? 微妙。

アルミカバー気に入ってるんだよなぁ。でもまた電波状態が悪くなったら、さらに使えなくなるし、使い続けようか悩んでいるのです。

 

友人宅はまたも停電で、さぞかしショックを受けていると思いきや

「また停電だよー。これじゃネットが使えん! 発電機でルーター動かせばネットできるかな?」

おいおい、ネットが出来ないから落ち込んでたのか?!


カテゴリー: Diary
2011.04.05

ダカールラリーのMOVIE公開中

(2011-04-05 11.31.06)

SAVE JAPAN TVのアーカイブ見たけれど、面白いねこれ!

いろんなカテゴリーのアスリートが集まって、しかも台本なし! 誰と組み合わせられるかも当日初めて分かったほど。

オレのときにはスーパーGTの伊藤大輔選手、同じくスーパーGTの伊沢拓也選手、そしてMTBライダーの山口孝徳選手。
(アーカイブ#1 2時間12分頃)

完全に異業種懇親会(笑)

これさぁ、本当はJUN TVでやりたかった事なんだよね。

異業種が集まって、いろんな話をする。お互いを知らないもの同士だからこそ、

普段聞けない話や疑問点なんかが出て、面白いと思うんだよね。

やられた….。

よし!

JUN TVはモータースポーツ以外でアスリート集めてみよう!

なんていったら、ラブコール送ってくれてるスーパーもタードライダーの松本君に泣いちゃうかな(笑)

大丈夫、忘れてないから!

というわけで(どういう訳だ?)

GAZOO RACINGのサイトにダカールラリーの映像がアップされてたので、同じくGAZOOのYouTubeから映像を引っぱってきました。

前半って出ているから、後半もあるのかな?

 

 

最後に、「手を回して座ってる人がいて、なんかやらしい..」っていう意見があったので、見てみたら、これか!

指摘のあった宮○○さん!

女性の目は厳しいですよ(笑)


カテゴリー: Diary
2011.04.04

歩き出せば景色は変わる

0403_savejapan_1

昨日、六本木にある、SAVE JAPAN TVを行う六本木のピットスポップカフェに向かう途中、土屋武士選手から電話があった。

「今日さ、どんな感じになるか聞いてる?」

「いや、まったく聞いてない」

「だよねー。オレ、ちょっと不安なんだよ」

「何が?」

「ほら、ドライバーって、テンション高くなるとノリが良すぎて、行き過ぎちゃうからさ」

「あー、確かにね。どこかの業界でも、東京でイベントやったときに、笑顔でピースサインして集合写真写ってるのが非難されてるところもあったっけ」。

「やっぱそうなんだ。それが心配でさぁ。現場見てるから、見てない人とのテンションの違いが怖いんだよ」

「でもまぁ、その辺は寿一さんがうまく考えてると思うよ」

 

なんていう会話をしながら、実は会場入りしたんだけれど、そんな不安はまったくの取り越し苦労だったね。

集合写真ではカメラマンから笑顔を要求されたけれども、笑ってるつもりが、みんな全然笑えてない! 確かにこういうときにどういう顔していいのか、分からないものだよね。

 

それでも、

「見ている人も、見られない人も、被災者も、そうじゃない人にも、元気を与えよう!」

というコンセプトで番組が構成されていたので、とにかく、いつも通りの姿をみんなに見せられたことが、良かったんじゃないかな。

実際、オレもそれを言いたかった。

今回岩手に物資を運んだことで、現地の避難所をいくつか回らせてもらった。

そこで、オレがダカールラリーのドライバーだと言うと、多くの人々が笑顔で集まってくれて

 

「応援します!」

「今度車両持って来てください!」

「どうせ車両来るなら走らせてくださいよ!」

「校庭なんか自衛隊の車が走り回ってるんだから、今更問題ないでしょ!」

笑いながら話が盛り上がってくれるほど、そう言ってくれた。

 

そう、モータースポーツは、モータースポーツを知らない人々にも元気を与えることができる! だからこそ、オレたちはモータースポーツを続けなければ行けないんだって、強く思った。そして、彼らの笑顔に、オレ自身が勇気づけられた。

 

確かに実情は行政の問題もあるので、車を走らせるのはそう簡単な事ではないけれど、でもいつか、現地でモータースポーツのイベントが出来たらいいなと思った。

 

だから、Ustreamという形ではあるけれど、SAVE JAPAN TVで、いつも通りの姿を見せることができて、良かったんじゃないかなと思う。始めはぎこちない笑顔も、最後にはいつもの笑顔になっていたしね!

 

いや、いつも通りじゃないね。

 

何てったって4輪、2輪、オンロード、オフロード関係なく、いろんなジャンルのアスリートが集まったんだから、いつも通りな訳がないね。

 

その辺りは、集まった多くのアスリートのBlogに熱く語られているので、ここで今更説明するまでもないね。実際、Ustreamのアーカイブを見てもらえば、十分に分かると思う。

みんな熱すぎです。

 

そんななか、わたくし、一晩経って意外と落ち着いてます。

もう飽きたのか? いえいえ違います。

わたくし、ダカールラリーのドライバーなのです。

今回集まったアスリートのなかで、最もロングディスタンスの競技をやっているドライバーです。

長距離競技なりの戦い方と言うのがある。

2週間走り続けるダカールラリーは、一発の速さよりも、アベレージスピードの高さが大事。ペースを落とさず、車を止める事なく、それでいて高いペースで走り続ける事が、長距離レースの基本。

 

そこまではルマンなどのエンデュランス競技と同じ(出た事ないけど)。

 

でも、2週間も続くと、そこでは生活のリズムも大事になってくる。

2週間もレースの緊張感を保っていると、正直、精神的に持たないのだ。

だから、2週間のラリーの間は、特別な2週間ではなく、ごく普通の、日常の出来事として、過ごすようにしている。

 

砂漠も、一日800km走るのも、肉中心の食事も、特別な事ではなく、いつもの日常化にしてしまう!

そして、決して大地と戦わない。

熱かったり、寒かったり、砂嵐が来たり、予想以上に砂が柔らかくなったり、

自然相手の競技なので、予測できないことがたくさん起きる。

でもそれらと戦ったって勝てる訳がない。

だから、すべてを受け入れて、逆らわないようにする。

といってもこれが一番難しいのだけれど。

 

今回の大地震もそうだと思う。

 

自然が起こした猛威に逆らったって、勝てる訳がない。

 

だから、起きてしまったこの猛威を受け入れ、ともに歩んで行くつもりで行かなければならないと思う。

 

しかも、かなりの期間で!

 

阪神淡路大震災の時も、ジャニーズのJフレンズは6年も活動して支援活動をしていた。今回は、それ以上の期間のサポートが必要になるのは、容易に想像できる。

 

だから、これからは細く長く、今の状況に逆らわずに、生活の一部となって、サポートして行ければいいなと思う。

今はそういう心境です。

 

ですから、皆さんも無理せず、長くできるサポートをして行きましょう。

 

GTドライバーの星野一樹選手も言ってたよ

「僕らスプリントの選手だから、すぐ熱くなるけど、耐久レースだと思って頑張りたい」ってね。

 

最後に、みんなへのメッセージを一言、録画したのだけれど、収録終わったら土屋武士選手がオレのところにやって来て

 

「オレの台詞って聞いてた?」

「いや、聞いてないよ」

「やっぱり、モロかぶってるよ」

 

マジ!

チャリティーオークションにもレーシングセットを出品してます。値段がついてよかった! この品、もう二度と出せません。最初で最後の出品ですからね!

となりは同じくオークションにヘルメットを出品した吉本大樹選手。

 


カテゴリー: Diary