応援ありがとうございます。
頂いた多数のコメントを読み俄然やる気になったのか、急遽三橋が動画を送ってきました。
フフイ~カラマ SS4
Stage 4 SAN SALVADOR DE JUJUY > CALAMA
快調な走りでトップ独走。いよいよステージはチリへ!
1月5日 Stage 4 サンサルバドルデフフイ >カラマ 市販車クラス1位/総合24位
今日はまず554kmの長いリエゾン。アンデス山脈を越えてアルゼンチンからチリに入り、カラマ近くで207kmの競技区間が待ち構えるロング・ディスタンス・デイ。三橋はこの日、前半では過去最高と言ってもいい総合24位でフィニッシュ、市販車クラスで後に続く選手たちを1時間以上総合で引き離すアドバンテージを得た。快調、快調!
「今日は大きなミスをしてしまった。大失敗。今日はアンデス越えで国境をまたぐので、荷物を積んだトラックがキャンプ地来るのが夜中!!! 着替え荷物一切トラックに積んだままでどうしようかと思ったが、スタッフにTシャツやパンツ、靴下などを分けてもらい(各自チームから新品を支給されているので)それでしのいでる」
「アンデス越えは今まで通ったことのないルートで、とても長いこと標高の高いところを通った。かなり空気が薄かったよ。高山病になるかと思った。4800mだからね。しかし、競技自体はいたって順調。昨日のトラブルは無事に解決したようで、快調そのもの。オープンデザートといういわゆる土漠の広いところをかっ飛ばすルートでとてもパリダカらしかった。ホコリがすごかったけど、風があったおかげで抜くのにさほど苦労しなかった。最高で170km出てたかな」
「今年はサンチネル(追い抜きする時に相手に知らせる発信機)を鳴らすと、みんなすぐどいてくれる。すごいね。俺も鳴らされたらすぐどくようにはしてるけど、びっくりだ。キャンプ道具一式トラックの中なので、今日はホテルです。明日から本格的にダカールラリーが始まると言っていいステージがまっているので、楽しみです」
三橋によれば、いよいよ明日からが本番と言っていい内容になる。このま快調をキープできるよう、ぜひこれからも応援の声を彼に届けて欲しい。
三橋「ライバルはいない」と絶賛される
三橋の記事が昨日、ダカールオフィシャルサイトのトップに掲載されました。その翻訳を掲載しておきます。非常に高い評価を得ています。
T2:三橋選手にライバルはいない
スペイン人ジャビア・フォッジの前に立ちはだかる昨年のT2カテゴリーの覇者、三橋淳選手は、自分のカテゴリーで再びタイトルを取るためにここへ来た。
彼のドライビング技術の変化に、ライバルは追いつくことができず、結果としてこのカテゴリーにおいては三橋選手は無敵である。
この状況はレースの間、二人の競技者―三橋選手とフォッジ選手にとってはいつもの状況だ。 日本人ドライバー(三橋選手)は26位、
そしてライバルのスペイン人ドライバー(フォッジ選手)は29位に現在つけており、その差はわずかである。
先日開催されたファラオラリーで総合3位となり、そのラリーから三橋選手のナビゲーターとなった、アラン・ゲネックにとっては、どんな状況であってもレースはレース、ということに変わりはない。
「このカテゴリーで戦うことは面白いよ。 スポーツはいつだって、何かに挑戦し、達成するためにあるんだ。」
この“哲学”は、彼が所属するトヨタ車体のチーム・ランドクルーザー(TLC)が大胆に実行しているものだ。 それを実証するものとして、TLCは自社の食堂から集めた廃食油を精製して造られたバイオディーゼル燃料を競技車に使っている。 チームコーディネータである奥地博之氏は「代替燃料を使っても他に負けない強さがあることを証明したい」と胸を張る。
Special Thanks to ; Coomee
Stage 3 SAN MIGUEL DE TUCUMAN > SAN SALVADOR DE JUJUY
高度のためかやや不調の走行を強いられるが、ミスなくクラストップを保持
1月4日 Stage 3 サンミゲルツゥクマン>サンサルバドルデジュジュイ 市販車クラス1位/総合31位
ダカールラリー4日目、競技区間は3つめとなった1月4日は、標高3000m前後のマウンテンルートを走破する難しいコースとなった。競技区間が2箇所に分けられている設定で、前半はコースは砂と岩の峡谷を縫って進み、後半は深い森の中を抜けるルートとなった。
「今回のダカールラリーのタイム設定はちょっとおかしいんじゃないかな、ってみんな言ってる。厳しすぎるんだ。試走時より条件が悪いのかもしれないけど、必死に飛ばして暴走するくらいじゃないと指定されたタイムに間に合わない。おかげでかなり厳しい1日になった。」
「今日スタートしてすぐの前半は、(細かな粉のような土が降り積もった)フェッシュフェッシュの道で、しかもワダチが深く掘れていて非常にテクニカルなルートだった。これはスタックする危険が高いと、早めにタイヤのエアを抜いたのが功を奏して、ほかのクルマがいっぱいうまっている横をうまくすり抜けて走ることができた。埋まっていた台数はかなりのものだったから、これに関してはいい判断だったと思う。タイムもかなり稼げた」
「ところが、その区間を走り抜けたあたりからなぜかパワーダウンしてしまい、スピードがでなくなってしまった。最初は標高が上がっているのでそのせいかと思っていたんだけど、さっき抜いたクルマに抜かれ出してこれはヘンだと。止まって修理を試みたんだけど、解決はできずにそのままフィニッシュとなった。結果、指定タイムから10分遅れてしまった。これは痛かったね。パワーダウンの影響も考えると、トータルで30分は失っていると思う。まあ、それでもクラス首位は保てたけど、悔しい結果だった」
「まあ、残りまだ10日間以上あるし、問題はない。明日からはいよいよ国境を越えてチリに入るけど、体調も悪くないしいい走りが出来ると思う」