10月4日にギザをスタートしたファラオラリーも5日め。毎日平均して400kmほどのスペシャルステージで競われてきたが、明日のスペシャルステージは240km。長距離のステージは今日で最後となる。
今日は、ビバークとなったドライレイクのような場所からすぐに砂丘に入る設定。一部に稜線が切り立っていたり、稜線のように見えて大きなギャップのあるような砂丘もあるが、大きなうねりのような砂丘が多く、事前情報ほど難しいステージではなかったようだ。
「最後あと30kmくらいのところで、コースの中央にいたバイクのライダーに止められてスタックしそうになった。フカフカの砂のところでね。タイヤのエアを抜いて脱出できたけど、命に別状のトラブルの場合は止めないでほしいよ、まったく。「オイルくれ」だって……もってないよ。まあ、バイクの場合、トラブルで生死に関わることもあるから一応止まったけどね」
「砂丘はさほど難しくなかった。スタックは、バイクに止められたとき……まあ、スタックはしてないんだけど……くらいで、ロスは2分かな。今回の地図は結構おおざっぱで、危険な箇所に書いてあるコーションが少なく、一度気づかずに大きなギャップを飛び降りてしまった。まあ、フラットな場所に着地できたので問題なかったんだけど、ラッキーだったのかもね、今日は」
「しばらくして、昨日ステージ総合4位だったボウラーに追いつかれたので先に行かした。ギャップが多いこういう場所は、やっぱり軽くてパワーがあり、足もいいボウラーのような車の方が速いからしかたがない。しかし、抜かせてみたらちょうどいいペースだったので、そのままフォローしていこうと思った。だけど、途中でボウラーがパンク。抜き返して走ってたら、今度は僕がライダーに止められている間に抜かれてしまった。まあ総合順位には関係ないですが」
「あと一日、この調子でがんばり、無事フィニッシュしたいと思います。ナビのアランとのコミュニケーションもばっちり。ダカールもいい感じで行けそうです」
いよいよ残り1日。明日は240kmのSSを終えたあとリエゾンとなり、地中海沿いのリゾートであるアレクサンドリアのホテルにゴールすることになる。ここ数日は予想以上に回線状況が悪くライブが難しかったが、明日のラストステージはもちろん、ゴール時、ゴール後にも随時ライブを行う予定。ぜひ jun38c.comをチェックしてください。
順位
No ドライバー＆ナビゲーター クラス順位※1 部門順位※2 総合順位（日別） 部門順位＜総合＞
328 三橋淳／アラン・ゲネック 1位 1位 5位 1位＜3位＞
※1 市販車部門ディーゼルクラス（T2-2） ※2 市販車部門
