何となく手応えはつかめてきた。
ラリー5日目。きちんとレースしてみようと思った。
いろいろ試した今までとは違い、きちんとレースをしているつもりで行こうと。
まだ思うように車が手足のように走る、とはいえないが、
ラーダーで培ったリズムを、うまく4輪にアレンジして走らせた。
どこもタイムロスしなかったし、車もいたわって走れた。
すべてが上手く行った。
タイム計測区間となる、スペシャルステージをゴールして、キャンプ地まで移動する間
自然と涙が出てきた。
それまでの周りの目。横に乗るナビゲーターからは、罵倒されっぱなし。何もできない自分。本当にやっていけるのだろうかと、不安で不安でたまらなかった。そんな自分が、初めて、うまくラリーをまとめられた事で、ホッとしたんだと思う。
オレ、これでラリーをやっていってもいいんだ
そう感じた。
結果は、5位。
帰ってくるなり、チームメンバーはものすごくびっくりしてたのを、今でも覚えてる。
もう帰ってきたのか! そんな風だった。
でも、メカニックたちは、ものすごくたたえてくれた。
翌日には4位になった。
2日連続ともなると、まぐれと言うヤツもいなかった。
最終日にはとうとう3位になった。トップ3だ。
ピラミッドに戻ってきて、ゴールの台に上がると、チームがシャンパンを用意してくれていた。
登り調子だったとはいえ、前半の”遅さ”で、入賞圏内からはほど遠いのだけど、
シャンパンファイトを、チームは用意してくれた。
あれだけ馬鹿にしていたメディアも
「jun グレートだ!君の成長ぶりには本当にびっくりさせられた」
笑顔で迎えてくれた。
これがオレのデビュー戦だった。
あれから7年。テクニック自体はきっとあの時よりもあると思う。でも、あの時の悔しさと、感じた未来を、もう一度振り返りつつ、今度のファラオラリーを走ってみようと思う。
STAGE5&6
STAGE7
ボスのところにもまだNISSAN時代の淳さんのポスター貼ってある♪
入ってくる車はほぼTOYOTAなのに、何でやろぉ??
って初めは不思議だったのを思い出しました。
四輪の「原点回帰」ですね!
また何か1つでも得られるモノがあれば良いっすね!!
吉報を待ってます!
(^^)V
おーいい調子ですね! っていうかベスト3すごい!!
前はたった二台! 抜いちゃえ