2007年12月29日
準備完了!

このトラックにマシンのスペアパーツに、オレの着替え類なども詰め込まれてるわけです。
これがいないとレースができない大事なアシスタンストラック。
再会するのはリスボンの車検場なんだ。
シェイクダウンも終わり、最終確認の後、必要な荷物もトラックに積み込んで、
いざ準備万端!
本当に、あとはリスボンに向けて出発するだけになった。
やり残したことはないはず!
僕のいるTLCというチームは本当にレベルも意識も高い。
チーフメカのフィフィは妥協がないし、優勝することへのモチベーションは本当に高い。
その下に集まるメカニックたちもそれに負けないほどの意欲でやってくる。
そして東京トヨペットから派遣されている黒澤メカも、彼らに引けをとらない。
ディーラーメカというのは、本来レース車両は専門外だから、
足手まといになりそうなものなのだが、
オレがこのチームに入ってから、その考えはまったくの誤解だったと思った。
去年にしても、今年にしても、派遣されてくる日本人メカのやる気とバイタリィは、
本当に見習わなくてはと思うほどだ。
そういったサポートクルーに支えられている以上、
やっぱり負けるわけにはいかない!
もちろん応援してくれるみなさんのためにも!
そして自分の野望のためにも!
そう、オレの目標はトップカテゴリーに再び戻って戦うことにある。
今はプロダクションクラスだけれど、
今のオレには十分上位カテゴリーで走る実力はあると思っている。
そのためにも、今走る環境を与えてくれているチームとスポンサーには本当に感謝しているし、だからこそ、このチームで、プロダクションクラスでしっかりとした結果を出したい。と思っている。
だから、今回のレースでは、自分のポテンシャルをアピールしたい、とひそかに思っていた。
というのも、今年のコースは総合順位で上位に入る可能性が高いからだ。
今度のダカールラリーは、モーリタニアという最大の難所が1週間も続く。
ということは、マシントラブルでいなくなったり、スタックする上位カテゴリーの車がいつも以上に多いはずだ。
そうすれば、パワーで引けをとるプロダクションクラスのマシンでも、
上位陣のトラブルにつけ込んで、総合順位を上げることができるはずなんだ。
それにオレ自身、今まで厳しいといわれたラリーでいつも好成績を残している。
バイクのときもそうだし、4輪で総合11位に入ったときもそうだ。
だから総合順位を狙える可能性が本当に今回は高いのだ。
でも・・・・・・。
その野望を今回はあえて捨てることにした。
実は2007年度のダカールオフィシャル写真集を見たら、
まるでオレは上位陣がつぶれたから優勝したようなニュアンスになっていた。
そんなことはない!
俺は実力で勝ち取ったんだし、事実そうだ。
競り勝っての勝利だったんだ。
でもそんな風に扱われたのがすごく悔しくて、だったら完膚なきまでに叩きのめしてやる!
そう思って、総合順位を狙おうと思っていたのだ。
その力みが、UAEでの失態を生み、そしてうまくレース運びができないもどかしさから、相当悩んで、落ち込んでしまった。
しかし、冷静に考えてみた。
こういう状況下で自分の欲望や野望をむき出しにしても、いい結果が生まれない。
UAEの時がまさにそうだった。
だからこそ、最低限クリアしなければならないクラス優勝にのみフォーカスしなければ、それすら危うくなってしまう。
そう言い聞かせることにした。
そしてどんな結果であれ、優勝すれば2連覇だ。
奇跡も2度起こせば、それはもはや必然での勝利だ。
そう考えるようにしたのだ。
だから、今回も総合成績は狙いません!!!!
狙うはクラス優勝のみ!
そして、
どんなことをしてでも、優勝するつもりでいます。
ですから、応援よろしくお願いします!

話とはまったく関係ないけど、スバルは同じトヨタ系列グループということで、
このガレージで整備していた。車両はスバルフォレスター。
ヨーロッパ、モロッコは早そうだけど、砂丘はどうなんだろう?
同じプロダクションクラスを狙っていたのだが、
車検で上のクラスになってしまったらしい。
こういうチャレンジができるのも、ダカールのおもしろさだと思う
投稿者 junadmin : 2007年12月29日 02:20